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美貴の大空  作者: j
Aパート
13/22

太平洋決戦4

――空母"赤城" 甲板上

オーストラリアの戦いは1ヶ月まで終わらせる予定でいるから私達の出番は無いだろう。

いつでも出撃できる体勢で私の"美貴型改"は甲板の上に。

「あの美貴少尉殿・・」

「あ、あの時の」

「そうです・・名前は鳥居(とりい)(しょう)と申します」

鳥居・・ってラバウルに居た鳥居(とりい)(ただし)の息子・・かな?

「鳥居忠さんの息子かな?」


「父をご存知ですか?」

「知っています。私の専用の戦闘機改を造ってくれた恩人ですから」

ラバウルの守備隊は大丈夫なのだろうか・・。

気になって仕方が無い。


「ニューギニア本島です」

将さんがを指した所には細長いニューギニアの先にはうっすらと黒煙が残っていた。


<>


早速夜に入り私は夜間哨戒では無く敵艦隊を見つけたので出撃へ。

未帰還は少なくとも16機だが悔やんでいる暇も無い。

ラバウルを艦砲射撃する艦隊に奇襲をしかけ一気に大損害を与え、ラバウル海軍航空隊基地を再度海軍の本拠点とする。


夜間の太平洋上空を飛行し、肉眼で敵を探すも夜間の為さすがに見えない。

ここの所視力変化に加えて私が被弾寸前のたび弾が急に遅くなったり、時々見えない場所でも敵が見えると言う不思議な症状が出始めた。


今回指揮はユウコに任せて私は指揮に従いながらやれば良いと。

<<・・!・・・ラバ・・ウル!こちらラバウル海軍航空隊より、諸君達の援軍に感謝する!こちらは現在航空部隊により苦戦中である>>

<<了解。援軍はは現在そちらに向かっている。雷撃爆撃は少し時間がかかる。>>


かすかばかり聞こえる銃声と爆音が機内に鳴り、一番戦闘のユウコが何かを見つけたのか五二丙型の機体を斜めに滑らせ降下を開始。

それに合わせて私も操縦桿を動かしユウコの後ろに張り付く。

と、その先には米軍の空母3隻に戦闘機がびっしりと収まり今でも離間できる体勢で居た。

<<戦闘機隊は甲板上に待機する戦闘機に機銃掃射を開始せよ>>

「了解」


緑に発光する計器。

一応体にも重りがきてるので速度はかなりあり、高度は2000mだったのに対し1000近くまで降下している。

操縦桿を握っている右手で7.7mm機銃、13.2mm機銃発射機を親指でかけ、左手で20mm機関砲発射レバーを手で握り発射できる体勢へ。

そしてユウコの五二丙型の機首から発火すると私は機関砲発射レバーを降ろし、機銃発射貴を同時に押し機首から閃光と曳光弾が混じった7.7mm弾が発射され13.2mm弾、20mm弾も同時に放たれ甲板で待機する戦闘機を1機、2機と次々と撃破させ3機、4機と爆風に巻き込まれ次々と紅蓮の色の炎が立ち上がる


操縦桿を振り下げ衝突ぎりぎり上昇。

<<戦闘機隊1番機被弾!あ、待て!突っ込むな!>>

後ろを振り向き、うっすら黒煙を吐いた烈風1機が空母に空母に体当たりしようとして、

<<バンザーイ!>>

と無線が途絶え、もう1隻の空母から水飛沫と炎が立ち上がった。

「1番機戦死・・」


<<ニューギニア本島から一式陸上攻撃機、飛龍による爆撃隊到着。本連合艦隊より駆逐艦3隻合流・・。後は援軍に任せ戦闘機隊はラバウルへ進路を変更せよ>>




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