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プロローグ

「これが俺達の秘密の場所だよ。

家族にしか見せないんだ。俺達が本当に愛してる人しか、この場所には入れないんだ。


誰にも干渉されず、誰も俺達を知らない。

それが、この場所。」


少年の声が、薄暗い部屋に響いた。

その部屋の扉には、外から鍵がかけられていた。


窓の外には、夕暮れの赤い光が差し込んでいた。

埃が舞う空気の中で、その声だけが異様に鮮やかに残っていた。


やがて風が吹き、窓枠が軋む音が響く。

その音が、この場所の孤独さをより際立たせていた。


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