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code・7

「くそッ!?やられた!」


■■■■!!動けるか!?


「ダメだ...右腕が動かねぇ」


そうか...そう、か...分かった、撤退だ


「撤退...ってこの状況でどうやって」


ニーナ、ファナ...■■■■のために、死んでくれるか


「......は?」


...うん、わかった


...えぇ、そうね


「ま、待ってくれ、何言ってんだ...お前ら...」


30秒後に突撃、■■■■をここから逃がす、いいな。


「ま、待てよ...何考えて」


■■■■、私君とあえてすっごく幸せだった、出来ればもっと一緒にいたかったけど...


「ニーナ」


さようなら、■■■■、あなたは私にとって弟のような存在だったわ、元気でね


「ファナ」


■■■■...お前は強い、もう私を超えている、大丈夫、私たちが居なくてもお前はやって行ける、後輩たちには優しくな、お前はそういうの苦手だろ?


「アイラ」


バイバイ

またね

負けるなよ


「ま、待ってくれ...ニーナ、ファナ、アイラ!!」


行け!!■■■■!!


「う、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」







俺は逃げた、あの戦場から、あいつらから、第11プラントは崩壊した、今もあの化け物が占拠している、自由に動けないのは幸いだった。


初めまして!俺はコード107、レクスです!!


私はコード087、ハナです!よろしくお願いします!!


後続に入ってきたやつらは十分な戦闘能力が備わっていた。

ただ。

気に入らなかった、あいつらを見ていると、かつての俺達を見ているようで苦しくなるからだ。


最後に目覚めたコード097も同じだ、あいつを見ているとニーナを思い出す、似ているんだ、あの二人は。

だから、嫌なんだ、俺を苦しませないでくれ



________________________


「..........は?」


なぜ、どうやって...あの距離から投擲したってのかよ!?

この距離は銃の必中距離だろ!?

ライフルを持っていた腕は右、たまたまであんな的確に右腕に致命的な攻撃を与える事は不可能だ。


「狙ってやったのか!?」


そんなこと可能なのかよ!?

待て、落ち着け、今は戦いに集中しろ、『漆黒』はどこに...上!


右肩に刺さっているナイフを抜き、そのナイフで迎撃する、が、経験の浅いナイフでは捌くことは出来るわけ無かった。


負傷は増え、動きも鈍化していく、まずい、これ以上は...グレネードを投げ、全速力で後ろに下がる、『漆黒』も同じように下がる。

爆発後、再確認する、敵の強大さを。


『おしまいだ』

「ッ!?」

『この状況、お前の負けだ。諦めて降参しろ』

「いや、だッ」

『いい加減にしろ、お前じゃ俺には勝てない、お前は弱い、弱いやつを前線に出すことはできない...そうだ、お前達が戦う必要は無いんだ...死ぬ必要は、ないんだ』

「言っただろ...僕は、僕たちを!舐めるな!!」


使えなくなった右腕を肩から外して機動力を確保、『漆黒』に向けて猛ダッシュする。


『...こい』


016さんは迎撃体制をとる、が、狙いは『漆黒』ではない、後ろのライフルだ。

ライフルを取る直前、煙玉を起動させる。



「ブーストを吹かしすぎだ、それだといざという時に加速ができなくなるそれに今更ライフルを持ってどうする、その程度の火力じゃ俺には届かないぞ」


その瞬間、煙からグレネードが見える、適当に投げただけか、煙玉の延長か、それとも別の何かか。

そして、この戦場が光に包まれる。



「な、なんだこれ!?」

「眩しい!!」

閃光爆弾(フラッシュグレネード)だ、一昨日ほど前に新しく開発した」

「一昨日って...そりゃ知らないわけだよ」

「でもこんなに眩しかったらミライのほうも見えないんじゃないか?」

「そのためのスモークグレネードだろう」

「でも、厄介なのはやっぱり」

「あのマントだよな」

「どうなるかな」


その老人の顔はとても楽しそうだった。




016さんの対処法、それは初見の技で屠るだけだ、チャンスは1回、ここで決める。

閃光爆発を投げると同時に空中へ高く飛ぶ。

空中でライフルを《高火力モード》に変更、火力が高いが、5発でオーバーヒートする。

だからその5発で決める。

上空にブーストを吹き、敵を狙う。

5発、その銃弾を『漆黒』向けて撃つ、漆黒はマントを硬質化して防御体制をとる。

1発目、マントに直撃、『漆黒』が少し後ろに下がる。

2発目、マントにヒビが入る。


「なッ!?」


3発目、マントが完全に壊れる。


「ぐッ!?」


4、5発目、『漆黒』に直撃、左腕と左足にダメージを与えた。

オーバーヒートで使い物にならないライフルを捨て、バックパックの長刀(ロングソード)を手に取る。


「これで!トドメだぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぐおぉぉぉぉぉ!!」


『漆黒』がナイフを投げる、そのナイフはまっすぐ『零式』の頭部に向かう。


「くッ!?...がァァァァ!!!!!」

「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


一閃、『漆黒』を袈裟斬りに切り裂く。





「...」


負けた...のか。

そうか、俺は負けたのか。


だからといって俺ん考え方は変わらない、あいつらは前線には出させない、絶対に死なせない。


シュミレーターから出ようとするとロックがかかっているのか開かない。


「...あぁ?」


するとシュミレーターの画面から映像が流れる


『お、撮れてるか?...よし、撮れているな』

「アイ、ラ...」


映っていたのは016がいつもいる城壁の上で、かつての仲間アイラが録画のセッティングをしているところだ。


『あら?何をしてるのかしら?』

「ファナ...」


画面外から今城壁を登ってきたファナがアイラに話しかけている。


『あいつにメッセージでも残してやろうと思ってな』

『メッセージって...アイラちゃんどこにいくの?』

『いや、なんだか嫌な予感がしたのでな』

『私嫌よ、アイラちゃんがいなくなるなんて』

『2人とも何してるの~!!』

「ニーナッ...」


...そして最後の仲間、ニーナが到着した。


『あいつにメッセージを残そうと思ってな!』

『そういえば今日居ないね』

『たしか今日はガーデンでスカウトに行ってるんじゃないかしら』

『3人しかいないからな!流石に人員を増やそうというわけだ!!』

『そうなんだ!私たちにも後輩ができるってこと!?』

『そうよ、どんな子連れてくるのかしら』

『強いやつがいいな!しごきがいがあるやつが!!』

「ふっ、はは...」


いつもと変わらないやり取りを見てつい笑ってしまう

あの時、俺は第13プラントの人員確保...いや、()1()1()()()()()か、それに向かっていた。その時に撮られた映像か。


『さて、そろそろ本題に入るぞ、おそらくこの録画を見ているということは私はもう死んでいるか行方不明か、とにかくプラントには戻らなかったのだろう、そんな予感がするのだ、これがお前の目に入るかは知らない、しかし、お前に言わなければいけないことがある...どうか後悔しないで欲しい』

「それは...」


それは俺があの日からこの日まで考え続けたことだ、もっと強ければ、冷静に戦えていれば、なんて考え出したらキリはない、そんな後悔のなかで生きていた。

俺が1番欲しかった言葉だった。


『お前は強い、だから私が居なくなれば一人で戦うようになるだろう、間違いなくなでもな、お前が一人で戦うたび、残されたやつもお前が心配なんだよ、少しはファナとニーナ、これから来るはずの後輩たちも信用しろよ』

「そんなこと、俺にはできない...」

『大丈夫さ、お前は優しいやつだからな』

「あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ...」


崩壊した、涙が止まらなくなる。


『しかし!私は死ぬつもりはもちろんないからな!!』

『うん、そうだよ!!』

『えぇ!そうよ、みんな死んだりしないわ』

『だからこのメッセージはすぐ廃棄するさ!!』

『この録画無駄ってこと?』

『あぁ!もちろん』

『でも、そうなるかもしれないから撮ってるのよね』

『そうだ、私は昔から勘がいいからな、そのおかげで今日まで生きてきた、その勘が言っているんだ、死が迫っているってな』

『でも、アイラちゃんが危険な時って、やっぱりみんなも危険だよね』

『もしその時は、悪いが私はお前を生かしたいと思う』

『そう、ね...私も賛成よ』

『えぇ!私嫌だよ!!みんなずっと一緒がいい~!!』

『おっと...あぁ、そうだな、そろそろあいつが帰ってくるはずだな...またな






「ふぅ...」


もうひとつのシュミレーターが開き中から016さんが出てくる。

すぐに駆け寄り、016さんに言い放つ。


「どうだ!!」

「...ははッ、ああ、完敗だよ」

「そ、そうですか」

「016さんのあんな顔はじめてみた」

「そう...だよな、俺もびっくりした」

「ミライ、体調はどうだ」


016さんと話していると博士が話しかけてくる。


「体調ですか?大丈夫ですよ」

「ならいい」

「博士、少し聞きたいことが」

「あぁ...聞こう」

「...あ、そうだ、016さん!」

「なんだ?」

「後でみんなで食堂行きませんか?」

「...あぁ、いいぞ」

「やったっ!」

「ミライ」

「...え、あ、はい!!」

「これからよろしくな」

「っはい!!」

「ヴィヒトだ」

「...え?」

()()()()だ」

「は、はい!!よろしくお願いします!ヴィヒトさん!!」

「先に食堂に行ってろ」

「あ、はい!」


016さん、いや、ヴィヒトさんは博士と共に部屋を出る。







「あの録画をシュミレーターに設定したのは貴方ですね」

「ああ、そうだ」

「あの映像はどこにあったんですか?あいつらの遺品は全て確認しました、その中にあんなものはなかった」

「あの映像はとある人物からの提供されたものだ」

「とある人物?」

「009から近い人物からだそれ以上は言えん」

(...あいつ...か?)

「そんなことより」

「?」

「アイツらとは仲良くできそうか?」

「仲良くしますよ」

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