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016、少し遅いぞ、この小隊の中ではお前が唯一の男なんだ、気合いを見せろ


「うるせぇよ冷徹脳筋女」


ほう、またしばかれたいらしいな


「やれるもんならやってみろッ!!」




まだまだだな


「くそッ、なんで勝てねぇんだよ...」


お前には信念がない


「はぁ?」


私が負ければアイツらは死ぬ、だから負けない、負けれないんだよ


「...アイツら...か」


なんだ?友情なんてしょうもないとか思っているのか?


「ああ、全くもって無駄だね」


だからお前は弱いのだ


「何だとッ!!」


戦う理由がないお前に何が出来る、戦いを舐めるな、こんなシュミレーションごとぎで負けるようならお前はここまでだ


「チッ...」


まぁ、お前にもいずれわかるさ、それが分かるまで私がお前を見てやろう016、いや、■■■■


「余計なお世話だ」



________________________


「全、滅...」

「ああ、ひとり残して全て破壊された」

「残ったのが...じゃあ」

「ああ、コード016だ」

「そっか...」


蟲獣(ビーセクト)どもの襲撃の翌日、隣にいたものがまた同じ食卓に並べると考えないことだな』


「...あれは、自分のことだったんだ」

「大切な人を失う苦しみは確実にお前の想像を超えるぞ」

「博士もこういうことあったの?」

「...ああ、なんどもな」

「そっか...」



「いくよ!ミライ!」

「......あっ」


数百発のミサイルが自分に向けられて撃たれる、反応が遅れ、躱しきれず右足、左腕を負傷した、危険信号のアラームが鳴り響く。


「クソっ......!?」


さらに煙からスペルチェアが出てくる、二丁拳銃を構え、その銃口は自分に向けられている。


「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」





「私の勝ち!」

「うっ...で、でも零式じゃなかったし...」

「そんな言い訳通用しないよ~」


シュミレーションが終わり、僕のシュミレーターにはLoseの文字が浮かんでいる。


「ミライ、大丈夫か?」

「大丈夫だよ」

「いや、そうは見えねぇぞ」

「そ、そう?」

「...レクスはさ、僕たちが戦いで死んだらどう思う?」


さっきのシュミレーションを見ていたレクスが心配してくれていた。


「そうだな.....死なせない」

「えっ」

「絶対に死なせないお前も、ハナも、016さんも」

「...そうだ、そうだよ!!」


そうだ、誰も死なせなければいいんだ!!


「ちょっと行ってくる!!」

「お、おう...え、どこに!?っていねぇし...」


訓練室から抜け出し、016さんを探す。


「...何故ここにいる」


016さんは城壁の上にいた。


「はぁ、はぁ...あなたを、倒しに」

「......何を言っている?」


016さんは当然の疑問を投げかける 。


「必要が無い」

「必要ならある、あなたは僕たちを信用してない」

「信用などいらない、欲しいのは戦力だけだ、俺はお前たちと仲良くするつもりは無い」

「あなたは怖いんでしょう?仲間を失うことが」


016さんが静かに反応する。


「お前に何がわかる、死を知らない愚か者が、いつもどうりが出来なくなるあの絶望を知らないお前らが!!もうあんなもの考えたくもない!!...俺の前では、誰も死なせない」

「僕たちを舐めるな!」

「...」


そうだ、僕が1番ムカついているのは。


「ずっと僕たちが死ぬ前提で話して!!それが気に入らなかったんだ!!僕たちは死なない!!僕たちは!!強いんだから!!」

「そうか、だから俺を倒す、か」

「そうだ」

「...あいつと同じようなことを言いやがって、なにも、知らないくせに」

「...?」

「いいだろう、なら俺はそれを打ち砕くだけだ」

「やれるもんなら!やってみろッ!」





シュミレーション室にて、2人の男がシュミレーションを始めた、選択したモードは1体1(タイマン)、二人の男の矜恃がぶつかり合う。


「零式は先日シュミレーターに導入したばっかだ、現実よりも動きにくいぞ」

「ありがとうございます、博士」

「あいつは少し堅い時があるからな、ぶっ飛ばしてこい」

「はいっ!!」


零式は特殊なグローリアなので調整に時間がかかったらしい。

シュミレーターはカプセル型の入れ物に脳波から出る信号を操り、意識を仮想現実に移行する。


行こう、零式!!


零式とともに戦場に出る、あの堅物をぶん殴りに。





________________________

■■■■!ここでなにしてんの?


「ここが好きなんだよ、こんな世界で1番気に入ってる」


そんなにこの世界が嫌い?


「ああ、嫌いだ、縛られていることを隠そうとしない腐った世界は」


そっか...でも私は好きだよ?だって■■■■に会えた!みんなと会えた!それだけで幸せ!!


「...なら、良かったよ」


■■■■は知ってる?この世界には広いしょっぱい湖があるんだって


「だったら見にいこうか?全員で」


うん!楽しみにしてるね!!■■■■!!



________________________


自室の中で■■■■は夢を見る


「また昔の夢か...」


最近はずっとこの夢を見てる、幸せだった、あの日々を。


「時間か」


シュミレーター室に向かい、109との決闘を行う、正直、くだらない、一瞬で終わらせるとしよう。

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