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最近性転換したらしい俺の友達が可愛すぎる件

「やあ童負(とうま)これから僕達も大学生だね」

「そうだな(かえで)またよろしくな」


井川童負(いかわとうま)と、男女島楓(おめじまかえで)は高校からの大親友で、一緒に同じ大学へ行こうと猛勉強の末何とか一緒の大学に受かった。

それから約二年そろそろ夏休み一ヶ月前と言ったくらい。


「童負もさすがに大学には慣れたかい?」

「そりゃあ二年も経てばなそもそもお前がいれば、だいたいは楽しいし」

「それはそれは嬉しいな、君が友達を大切にする人間だとよく分かるよ。…ほんとに友達は大切にしなよ」

「なんだよ、怖いこと言って。でも、彼女も欲しいよな俺たち年齢=だしな」


楓に今まで彼女がいたかは知らないけど、多分居ないから勝手に同類にさせてもらった(楓は美形な方かもしれないけど)。


「そ、そうだねそろそろ僕も…ま、まあ、早く君の家でゲームしようよ」

「それもそうだな、今日もお前をボコボコのボコにしてやるぜ」

「僕達実力ほぼ同じじゃん」


俺と楓が仲良くなったきっかけは、ほぼゲームと言っていいくらいのゲーマー仲間で、最近は毎日俺の家で格ゲーをしている。


「ふふん、僕は昨日即死コンボを君が寝ている隙にこっそり練習していたのだよ」

「おま、だから昨日俺に酒を…」

「お酒は、用法用量守ってお飲みください」


楓は最近俺の家から大学とバイトに通っていて、大学がない日は俺とずっとゲームをしている。


「あー負けた。もう一回」

「もう一回って言ってもどうせ何回もやるだろ。そういえば、さっきの彼女の話なんだけどさ仮に僕が彼女じゃなくて彼氏が欲しいとか言ったら?」

「んー、まあいいんじゃないか最近はそういう時代だしな」


あまり深くは考えずそれっぽい答えを出してみた。楓の反応は、「まあ、そんなものか」みたいな感じだった。

その日一旦楓は、帰宅していつもの一人暮らしが戻ってきた。その日から約三週間次の日以降楓は、大学にも俺の家にも顔を出さなくなった。


「あいつがいなくなって三週間か…電話もでねーし、家に行ってもいないしどうしたんだ?」


楓のことを考えていると、タイミング良く楓からLIMEが来た。


(童負元気にしてるかい?)

(元気だけど、お前ここ三週間何してたんだよ?)

(もしかして寂しかった?)

(お前が居ないと暇なんだよ)


楓以外にも友人はいるけれど、あいつといる時のような楽しさはほとんどない。


(そうかい、そうかいじゃあ早速だけど君の家に遊びに行ってもいいかな?)

(急だな、別にいいけど)


急遽楓が来ることになったので、軽く部屋を片付けて楓を待つ。あいつにあったら、ここ三週間のこと全部聞いてやる!


「にしてもあいつ遅いな、あいつの家からここまで十分もかかんないだろ」


楓からのLIMEから三十分ほどたっているのにまだ楓は来ていない。

楓からのLIMEから約四十分楓と思われるインターホンがなった。


「やっと来た、はいはーい少しお待ちをー」

「やあ、童負ごめんねお酒とかもろもろ買っ…」


ドアを開けたらそこには、俺の名前を呼ぶ見知らぬ女性が立っていた。


「おい、童負酷いじゃないか。僕を締め出すなんて開けてくれよ」

「俺にあなたのような女友達は居ないのですが」

「あーそうかこの体…僕だよ僕()だよ」

「…本当ですか?」


見た目は違えど、声は楓のもののため恐る恐るドアを開けてしっかり見てみる。やっぱりピンクに近い赤メッシュショートカットの、ボーイッシュにしか見えない。


「証拠だってあるよほら男女島楓の学生証。とりあえずあげてくれよ、お酒ぬるくなっちゃうからさ」

「とりあえずどうぞ」


楓かは半信半疑ではあるけれど、学生証をら見せられたのであげてやる。


「お前ほんとに楓か?楓のお姉さんとかではなく」

「君知ってるだろ、僕が一人っ子なの」


楓の家にも何回か行ったことがあるから知ってはいるけれど、この見た目で楓と信じろとゆう方がおかしい。


「じゃあいくつかお前に質問するから」

「別にいいよ絶対に全部答えられるから」

「じゃあ俺とお前の出会いは?」

「君が高校内でこっそりゲーム大会開いてその大会の優勝が僕だった」

「正解」


ちなみにゲーム大会は、その後先生にバレて大目玉を食らった。

その後も、何個か質問を投げかけて見たけれど全て正解だった。


「全部正解。ほんとに楓なのかよ」

「さっきから言ってるじゃないか」

「でもなんで女に」

「実は僕心の性別は女なんだ。だからここ三週間で下を外してきたんだ」


楓が最近いなかった理由は、手術のために色々なところに行っていたかららしい。


「それにしても顔と体変わりすぎじゃないか?」

「顔はちょっと整形をね。あと体に目をつけるとは、エッチ」


帰ってきた楓の体は、何故か胸が肥大化していた。


「しょうがないだろ男なんだから。そういえば心が女って言ってたけど、好きな性別は?」

「男だよ」

「も、もしかしてお前俺の事を…」

「いや、君はタイプじゃない。このことには小学生くらいからだったけど、君はタイプじゃない。僕はうちょっと頼れる人が好みなんだよ」


元男の親友とはいえ、二回も好みじゃないと言われるとさすがに少し傷つく。


「俺が頼れないって言いたいのか?」

「そりゃあね、だって君優柔不断だし部屋の整理整頓できてないし」

「それを言われると」


とゆうかなんで俺は、親友の好みにムキになってるんだろう。


「でも君が僕で肉欲を発散したいと言うなら、僕も少しは手伝うかもよ」

「やらねーよ、お前は大事な親友だし。それに…ここ三週間お前がいなくて心配だったから、そんな気力ないし」

「なんだよかっこいいこと言うじゃないか、少しキュンとしたよ」

「ま、まあなんだお前が女になっても俺は親友だから、とりあえず手術無事終わった事だし軽いお祝い程度にゲームするぞ」

「それいつもとやってる事変わらないよね」


楓は少し体をいじったと言ってるけど、にしても()()()過ぎないか。楓はもともと女性っぽい美形だとしても()()()すぎる。



「よしアイテムゲット、くらえライト砲」

「残念俺は、そんなの簡単に避けれるぜ…あー当たった」


楓のゲットしたライト砲を避けれず、見事に俺の操作キャラに当たって負けた。


「あー負けたこれで六十戦三十敗」

「やっぱ、五分五分だね」


あの後からずっとゲームをしていたけれど、勝敗は勝って負けてを繰り返していた。


「俺は疲れたから寝るわ」

「もう寝るのかい?僕が帰ってきたのに。まだ買ってきたお酒も飲んでないよ」

「じゃあ二杯だけ飲んでやるよ」


楓はなぜか三十本ほど酒を買ってきていたため、種類はそこそこあった。


「それじゃ僕の無事手術終えたことにスコール」

「スコール」


楓と軽く酌をした後、時計を見ると普通に深夜三時下回っていた。


「それじゃ俺寝るから帰っていいよ」

「何言ってるんだい、今日僕止まっていくよ」

「へ?き、着替えは?お前も明日講義だろ」


俺と楓は、全て同じ講義を受けているため俺と予定は同じはず。


「僕は明日は休む。手続きとかまだあるしね。それに君は、乙女をこんな時間一人歩かせるつもりかい?」

「そ、それは俺が送ろうか」

「そもそも、そんなに僕と寝るのが嫌かい?女でも親友なんだろ?」


前の楓と何度も寝ているけれど、今の楓は童貞の俺には厳しいものがあるかもしれない。


「あーもうはいはい分かりましたよ寝るぞ」

「わーい君の家のベッド、でかいしふかふかで寝心地いいんだよ」


敷布団ぐらい買えよとゆう話かもしれないが、俺の家には客人用の敷布団がない。今度買おうかな。


「いやー疲れてるんだよ僕は。明日もたくさん手続きあるしね」

「そういえばお前その胸どうしたんだよ」

「これかいこれは、ホルモン治療ってやつだよ」

「でも、そんな三週間とかで一気に膨らまないよな」

「ずっと前からやってるからね、一応君とかほかの友達にバレないようにサラシは巻いてたから」


逆に友達のノリで胸を触られなかったのは、楓の幸運なのかもしれない。


「俺明日早いから寝るぞ」

「胸で思い出したけど、君僕のこれちらちら見すぎじゃないかな?」


急なことに寝ようとしていた体が起き上がる。


「しょ、しょうがないだろ。男はそういうサガなんだから」

「それもそうだね僕は眠いから寝るよ」

「お前から話振った割に淡白だな」


急変した親友と一緒に寝た次の日俺は大学、楓は俺と同じタイミングで家を出て帰って行った。


「よお、童負君の楓君はまだ居ないのかな?」

「なんだよ君のって」

「そういえばさ、俺朝大学向かってたらさ超絶美人見かけたんだよね」

「そりゃーいい朝でしたね」

「なんだよ適当だな」


こいつの名前は、寒竹雪平(さたけゆきひら)大学入ってからの友人で俺と楓普通に仲がいい。


「にしても楓ほんとに帰ってこないよな」

「一応あいつ帰ってきたぞ」

「え、まじかよそれなら教えてくれよ。元気そうだったか?」

「結構元気そうだったよ」

「そうかじゃあいいや。また今度他の奴らも誘って飲もうぜ。合コンでもいいぞ」

「合コンか…」


楓を誘った場合女性側として呼べばいいのだろうか。

もろもろの講義が終わったあと、雪平がどこか食べに行こうとゆう話なので一緒に近くのラーメン屋に行くことにした。


「三郎系久々だな食べれるかな」

「俺は少なめにしようかな」

「なんだよお前男じゃないなー。とか話してたら、なんだかあそこが騒がしい」

「ほんとだ事件か」


二人で歩いているとなんだか少しザワザワしているところがあったため、野次馬根性で見に行ってみる。


「面白いといいなー…あー!朝の美人のお姉さん」

「なんでいるんだよ」


ザワついている所を見に行くとなぜか、楓が歩いてる所をみんなが見ていただけらしい。


「ここにいるってことは、この大学の人なのかな?でもあの美貌だと絶対噂になってるよな。お前あの人知ってる?」

「いやー見た事あるような気がするけど知らないかなー」

「あ!童負ここで会うなんて奇遇だね」


何とかシラを切ろうとしたら、運悪く楓に見つかってこっちに来た。


「お前知り合いかよ」

「楓なんでここにいるんだよ」

「昨日言ったろ手続きがあるって」


一応小声で喋ってはいるものの、周りの視線が「なんなんだこいつ」みたいなものになっている気がする。


「じゃ僕はもう帰るから。今日も夜いっぱい遊び倒そうね」


そういうことを大声で言いながら去っていく楓。ほんとに心が死にそう。


「童負、お前にもついに春が…」

「ち、違うからなあいつはただの、知り合いとゆうか親友とゆうか」

「まあまあ、初彼女だし恥ずかしいのは分かるけど今度ダブルデートしようぜ」

「だから違うっての」


雪平は、普通にコミュニケーション能力か神がかってるため、女子との交流も深く彼女がいる。

雪平とラーメンを食べたあと、普通に別れて家に帰った。その後楓がまたゲームしに家に来たので、軽く酒を飲みながらゲームをしていた。


「そういえばお前大学復帰するのか?」

「まあね夕方の手続きもそのためだしね」

「そうかでも、周りに説明するの大変そうだよな」


楓は、性転換により声以外ほぼ全てが変わっているため、その説明をした時周りがどうゆう反応をするかは未知数だ。


「まあ、それに関しては頑張るよ。それに周りが僕のことを避けても童負は、普通に接してくれるだろうしね」

「そりゃあ親友だからな」


その後ゲームを終わらせて、なぜかまた一緒に寝て朝が来た。


「童負起きろ」

「ん、なんだよまだ寝させてくれよ。このままだと寝不足で死ぬぞ」

「君今日大学ないだろ、だから服買いに行くぞ」

「は?」


楓の一言に眠くて起きれない体が起き上がり、一気に覚醒状態へと移行する。


「僕下着はかったんだけどね、服は前のしかなくてレディースがないんだよ」

「服くらい一人で行けばいいだろ」

「服は他の人の目でも決めて欲しくねそれに…スカートも買いたいし」


スカートとゆう単語を少し恥じらいながら、言う楓なんか可愛いな。


「わかりましたよ()()()()のために行くか服屋」

「別にスカートは買わなくても…」


そんなんこんなで女に変わった大親友との、前と少し変わったような変わってないような日々が幕を開けた。

これに関しては、頑張れば多分かけるとは思います。

もし連載を始めたらその時は、お手柔らかにお願いします。

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