アイスダンジョン
今日も暑いので気分だけでも涼しくしようと新宿のアイスダンジョンへ向かった。
入り口でカードを見せ入場した。
まずはドローンを飛ばし配信をはじめ、スマホを確認する。
「和樹と雫、見えるか」
『うん、見えるよ』
「それじゃいくぞ」
俺は雑魚を蹴散らしつつ進んだ。
「此処までで何か気に入ったモンスターはいたかい」
『ペンギンさんはムキムキだし狼さんはモフモフが足りないよ』
「そうか。気に入ったのがいればティムも考えたんだがな」
『やっぱり私はフェンリルさんがいいな』
「それじゃあ明日はそのてのダンジョンにいくか」
そんなことを言いながらダンジョンを進むが、今日はダンジョンの様子が変だなと考えつつすすんだ。
『お兄ちゃん、奥から何か悲鳴が聞こえない?』
「やっぱりそうかな」
俺は急いですすんだ。
「おい、今のうちに逃げるぞ」
「え、リーダーいいんですか」
「しょうがないだろ、ダンジョン活性化してるんだからな」
「でも配信で見られてますよ」
そんなことを叫びつつ奥からパーティがにげてきた。
「何があったんですか」
「アイスゴーレムキャプテンが10体以上いたんだよ」
俺は逃げる人たちとすれ違いつつ奥へ急いで進んだ。
「おい、小僧死ぬ気か」
「いえ、気にせず逃げてください」
「勝手にしな」
逃げる人たちを無視しつつ俺は急いで進んだ。
そして角を曲がると女性が囲まれていた。
俺はサンダーアローを連発しつつ急いで進んだ。
そして女性のそばにいくと魔法を放つ。
「サンダーレイン」
それで全ての敵を倒すと、女性の様子を見る。
「うーん、これはちょつと不味いな」
エリクサーを飲ませておく。
『お兄ちゃん、その人橘由香さんだと思うよ』
「有名人なのか?」
『登録者130万人の配信者だよ』
そんなことを話していると女性が目を覚ました。
「ううんここはどこ?」
「大丈夫かい?」
「えーとたしか?あっゴーレムはどうなったの?」
『ゴーレムならお兄ちゃんが倒しちゃたよ』
「アビスクランの人たちは?」
「君を置いて逃げちゃったよ」
「護衛として500万円払ってたのに」
「君、脱出用のコアクリスタル持ってる?」
「いえ、持ってません」
「ならボスを倒した方が早いか」
俺は女性を守りつつ20階へ進んだ。
「君ボスモンスターは知っている?」
「アイスタートルですよね」
「たぶん違うから自分の身は自分で守ってね」
そうしてボス部屋に入った。
「なんでアイスドラゴン何ですかー」
『お兄ちゃん格好いいね』
「こんなの勝てませんよ」
「大丈夫隅で見ててね」
ここは一発派手に決めますか。ポケットからコインを取り出すと必殺技を放つ。
「レールガン!!」
アイスドラゴンは一発で消し飛んだ。
ドロップ品は特大魔石と宝箱か。
「な、何でアイスドラゴンがあんなに簡単に倒せるんですか」
「たかがアイスドラゴンじゃあないか」
宝箱の中身はアイスドラゴン装備一式か、和樹への土産だな。
「君、脱出するから魔法陣に来なよ」
そしてダンジョンから脱出した。