新たなる日常
神殿の前で俺たちは話し合っていた。
「俺達では力不足で相手に成らないから安全地帯で見てるだけで精一杯なので戦闘は任せる」
「はい、全力で行きます」
そして神殿内部へ入った。
そこには黒いドレスを身に纏った美しい女性が豪華な椅子に座っていた。
「わらわは死の女神、この世を死で覆い尽くす」
俺が見たところ互角かやや劣勢といった所か。
まあいい、やってみればわかる。
「行くぞ」
「かかってまいれ」
死の女神は豪華なレイピアを取り出す。
俺は剣術とスキルを万全に使い攻めこむ。
10分後相手は無傷、こちらはかすり傷多数で息が少し上がりかけていた。
「このままではこちらの負けか」
仕方ないこちらも全力でいくか。
違う剣に持ち替え一言呟く。
「封印解除」
俺の体から魔力が溢れだした。
「何だその力。そしてその剣」
俺はこたえる。
「体がもつ程度に力を封印していただけだし、この剣は神殺しの剣だ」
「その魔力、その剣、人が持つ物か」
「持っているので仕方ないだろ、それじゃ終わりだ」
俺は剣を2度降りきると4つに切り裂いた。
俺は再度力を封印し剣を仕舞った。
「何だ今の力とあの剣は?」
「終わったんだから気にしない、気にしない」
俺達は地下30階に戻り残った人達と魔法陣で帰還した。
その後しばらく様子を見たがダンジョンブレイクは起こらなかった。
そして数年後、俺は最年少SSS級冒険者となり新しいギルドを作っていた。