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ハローデッドエンド  作者: 96tuki
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プロローグ

評価、感想等々、気軽にしていってください!あと、暇があれば別の作品の方もご一読くださるとうれしいです。そちらも同様に、評価と感想をお持ちしております! 

 母は言っていた。いつか魔族と分かり合える時が来ると。争わず、共存できる未来が来ると。そんな母は、助けた魔族に殺された。

 父は魔族狩りだった。だが、母と結婚してから変わった。そして、母が殺されてからまた戻った

 魔族は、殺さなくてはならない。

 根絶やしにしなくてはならない。

 情を与えてはならない。躊躇ってはならない。鳴き声を信じてはならない。知能の高い獣だと思え。知識を持った獣だと思え。あいつらにとって人は、友好の対象になんてなりえない。ただ、殺すだけの獲物に過ぎない……と。

 魔族に対する深い憤怒を持って、こう言って剣を、杖を、槍を、斧を、こびりついた魔族の血が残らないように、念入りに磨いていた。そんな父は、魔族に襲われて戦死した。

 母が間違っていたとは思わない。現に、母が死んで15年経った今、真意かどうかは除いて、特定の血筋の魔族は人間と友好的な態度を見せている。ただ、少し幻想過ぎたのだ。

 父は正しかった。父が死んで10年経ったが、魔族による人間への被害はとどまることを知らない。一つだけ、間違っていることがあるとすれば、あいつらは獣なんかじゃなく、正真正銘の化け物だということだろう。

 とある知識人は言う。人間が魔族の虐殺をやめれば、もっと友好的な関係が気づけると。だがそれは、実情を知らないからこその言葉に過ぎない。歴史的に見ても、現状を見ても、それは真逆なのだ。人間がしているのは虐殺ではなく、抵抗。生きるための防衛手段だ。

 だから俺は、殺す。怒り、憎しみ、嫌悪など関係なしに、それを生きる意味として。

 命乞いをしてきても、殺す。見た目が幼くても、殺す。友好的だろうが関係なく殺す。そして今日も、同じように殺す。

 俺は目の前でうずくまる魔族を確実に殺すため近づく。すると、同パーティの魔術師に腕をつかまれた。名前は……なんだったかな。もう何度かクエストをこなしているが、覚えていない。思えば、散々な悪評が流れている俺とたった一人でパーティを組んでいるのだ。まともじゃないことは予見できた。

「待って、この子はまだ小さいのよ? 殺すなんて……正気じゃない」

 正気の沙汰とは思えない発言が、俺の耳に飛び込んできた。悪いが、こっちのセリフだ。

「人に危害を加えたのだって、親が殺されてるからよ? どう考えたって、私たちが悪いじゃない……」

 悪いのは、殺した人間と、殺される理由を作った魔族だ。親の仇じゃない人間に危害を加えてる時点で、議論の余地はない。それに、その話が本当なのかも、そもそも親が存在するのかもが怪しい。それでも、魔術師は説得しようと言葉を続ける。

「あんな小さいのに、親を殺されたら誰だって復讐しようと考えるわ」

 だったらなおさら俺を止める権利はない。俺の行為も立派な復讐なのだから。

「……ッ!」

 足を止めない俺を見て、説得は不可能と判断したのか、魔術師は魔族と俺の間に立ち、両手を広げて立ちふさがった。俺は気にせず剣を抜き、振りかぶる。

「ひっ……!」

 か細い悲鳴が聞こえた。魔術師は怯えたように目を閉じ、足の力が抜けたのかその場に崩れ落ちていた。そのあと、断末魔のような悲鳴が聞こえてきた。肩から噴き出た鮮血が降り注ぎ、魔術師は頭から真っ赤に染まった。

「俺は魔族を殺しに来てるんだ。死ぬ覚悟のない奴が、邪魔をするな」

 俺は剣をふるって血をはらう。剣から流れる激しい苦痛が治まり、魔族の死を証明してくれた。

 俺と彼女だけで受けたクエスト。危険度の高い魔獣がよく出るこの森に、一人で置いていくなんて鬼畜の所業、魔族以外にはできない。仕方ないので、動けなくなった彼女をおぶって近くの町まで向かうことにした。帰り道、彼女は一言もしゃべらなかった。

 

 

 

 

まだ一作目も完成してないのに、二作目です。これはそんなに長くなる予定ではないので、失踪とかしません。安心してください。あと、「異世界バトロワ」の方も、あと二部くらいなのでもうじき終わります。

それにしても、一作目の一話と比べると随分うまくなったような気がします。そう、自惚れです。でも、上達しているのは確かだと思うので、これからも読んで楽しめるよう、精進していきたいと思います。

 と、ここまで読んでくれた方にお知らせです。なんと次のページから本編が始まります。ぜひともそちらの方を読んで、評価していただけると幸いです。なんなら「異世界バトロワ」の方もお願いします。

それでは、またあとがきでお会いしましょう。

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