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落語風ニュートン先生小咄

花と醗酵食品 --チーズフォンデュか引き上げ湯葉か--

作者: 清水悠(Yew)

桜が庭にあるお宅はいいね。

縁側に焜炉を持ち出して平たい鍋に豆乳をとぷとぷ入れてだね、こう、引き上げ湯葉なんていいじゃないか。

湯葉を引き上げようって塩梅のときにひらひらとはなびらでも鍋に落ちてきてご覧よ、なんとも乙なもんだろ?

え? 私はテラスデッキでチーズフォンデュをいただきますだって? あぁ、それも悪くないねぇ。

どっちにしろ、美味い酒を呑みたくなるじゃぁないか。それも日本酒。きりっとした……

私は白ワインにします? いいよ、もうそれで。

それでだ、いい感じに酒が回ったらそのまま横になろうってぇと、そっといい女が膝を貸してくれたりなんかしたらもう最高だね。

それじゃ私はハンモックで横になりますっておい、そっちかよw

先生「おや、熊さんじゃないか。」

熊「や、ニュートン先生、見つかっちまいましたか。」

先生「門から覗き込んでて何言ってるんだい。処でそちらの美しい方はどなたかな?」

熊「実は(さい)でして。」

妻「主人がお世話になっております。」

先生「いやもう、こっちこそお世話になっているよ。そうだ、二人ともお入りなさい。

  一緒に花見と洒落込もうじゃぁないか。」

--

当時、チーズフォンデュは兎も角引き上げ湯葉はなさそうな気がしますがね。

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