あらすじ
毎日23時更新となります、短編「少女は魔族に転生し、腐敗天使と呼ばれる。」の続編です。
転生前の事情については、短編のほうをご覧下さい(短編をお読み頂かなくても話はわかると思います)。
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とうとう、その“時”がやってきた。
ウルバラが待ちに待ったその時が。
しかし、ウルバラが待ちわびたその者は――セフィロトの樹から生まれ落ちた天使の色は、魔族を思わせる“黒”だった。
― 悪の色を落とさず生まれてしまった可哀想な子 ―
― 業が深いせいで、罪から逃れられない黒い天使 ―
カムナは全ての記憶を失っている。
ウルバラのことも忘れており、自分が何者かもわからない。
周りの天人族も、それがカムナだとはわからない。
カムナはただ同族に哀れみの目を向けられ、自らのことを“保護者”と名乗るウルバラに、愛情を込めて“ウラ”と名を与えられて育てられることとなった。
記憶を失った元人間で元魔族の少女。
その少女を手に入れるべく、禁忌を犯してしまった天使――二人の生活は、またゼロからスタートする――……
【! Attention !】
精神的、肉体的に残酷な表現が出てきます。ご注意下さい。
しかし前書きはテンポ感が悪くなってしまうと考えたため、前書きでの警告は一切致しません。
予めご了承下さい。
それから……短編の方は「メリーバッドエンド」というのですね……
勉強不足でその単語を知りませんでしたが、今回は100%ハッピーエンドですのでご安心下さい。
精神的苦痛度:★★★☆☆
肉体的苦痛度:★★☆☆☆