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桜花町の迷い人。  作者: ぼたもち。
1/1

桜の花びらの降る街で。

是非、ゆっくり見ていってください~。

 現代の世界の裏側は永遠に桜の散ることがない不思議な町がある。そこには人間と妖怪、幽霊、この3つがともに暮らしている。この町の住民は永遠に桜が散ることがないことからこの町をこう呼ぶ。  「桜花町おうかちょう」と。



 「ふあぁ・・・はあ。」

 あくびと、ため息は真夏の澄んだ空に吸い込まれていった。

俺の名前は南空太。この世界では一番ノーマルな人間だ。次にこの桜花町のことだが、ここではなぜかは知らないが外の世界に行くことができない。まあ、俗に言う「結界」ってやつが貼られてるそうだ。また、外の世界からもこちらの世界に入ることも、見ることすらできない。だけど技術はまあまあ進歩していて電気もあるし夏場なら扇風機だってある。そんな良いような悪いような不思議な町に俺は、いや、俺たちは住んでいる。

 ふとそんなことを考えていると後ろから、

「そーらーたー!!」

と、いう元気な女の子の声とともに・・・ドロップキックが来た。

「ぐふっ!!痛ってえ・・。おい、何すんだよ!」

 軽く三メートルは飛んだだろうか。女でこんなにできるやつなんてあいつしかいない。俺は後ろを向きながら、

「ああ、なんだ遥か。」

と、いった。そこには狼のような尾と耳を持った少女がドヤ顔で立っていた。

「なんだとはなんだ!!私だったのが不満みたいじゃないか」

「ああ、不満だよ。」

「そんな、ストレートに言わなくても・・・。まあ、いいんだけどね!」

 こいつの名前は神無月遥さっきも言ったとおり獣の耳と尾を持っている。なのでこいつは妖怪の中に入ることになる。まあ、あれだワー〇ーストってやつだ。妖怪は大体が力が強い。なので俺みたいな男でもカンタンに飛ばせるのである。

「お前、冗談抜きでやめろよそれ。俺の骨が折れるぞ。」

「なんだなんだ、骨の一本二本くらいいいじゃん。それよりさ、どこ行くの?」

「よくねえよ、マジ痛いんだよ。え?ああ、学校だよ。」

「学校?まだ夏休み中だよ?」

言い忘れていたが今俺と遥は同じ中二だ。そして今夏休み・・・の最終日。

「夏休みって言っても今日までだろ?お前、宿題とかいいのか?」

「ふっふーん。私を侮るでなないぞ。もう終わったわ!」

「まあ、そりゃそうだな。」

「去年はあんなにひどい目にあったからね。」

そう、神無月は一年の夏は最終日まで宿題を溜め込んで大変な目に遭っていた。

「おっと、そろそろ行かないとな。遥、お前どうすんの?」

「うーん・・・。空太についてく!!」

と、遥。

「わかったよ。じゃあ行くか。」

「うん。」


俺たちは俺たちが通う学校へ行った。学校といっても外から人を呼べないわけで全部手作りになっている。この学校は人間も妖怪も幽霊も共学だから作るときも全員でやったと聞いている。まあ、イメージしてもらった通り狭いもので幽霊とかなら空中にいればいいんだけど妖怪になるとでかい奴がいる。でも、そこは考慮してくれたらしくちょっと広めに教室は作ってあった。全校生徒は一年生十人、二年生一四人、三年生二十人で合計四十四人となっている。どの学年も三つの種族がごちゃまぜに入っている。解説をしていると遥かが、

「ねえ、空太学校に何しに来たの?」

「えーっとな、・・・何しに来たんだけ。」

「えー・・・。」

「あ、思い出した思い出した。」

「もうっ、しっかりしてよ。で、何しに来たの?」

「学校の裏によ、石碑があるんだわ。それがこの前倒れたらしくてさ。それを直してこいって」

「一人で?っていうかそんなのあったっけ?」

「ああ、いや石碑といっても小さいやつだから一人で十分だ。」

「ふーん」

「おお、あれだあれだ。」

 話している間についたようだ。

「ふーん、これが石碑ねえ・・・。こんなのあったっけ?」

「俺も、言われるまでは気づかなかったんだ。よし、ちょっと遥手伝って。」

「一人でできるんじゃないの?」

「まあまあ、そう言うなよ。」

「わかったわかった。しょうがないなあ。」

「いい?せーっの、よっと!」

二人で持ち上げると石碑は元の位置っぽいところにはまった。

「これでいいの?」

「ああ、いいと思う。」

「っていうかこの石碑って何のためにあるわけ?」

「さあ、俺も何も聞いてないけど。ただ噂で外の世界とつながってんじゃないかっていう噂もあったな。」

俺は石碑を見ながらそういった。

「だったらまずくない?外の世界の人来ちゃうじゃん?」

「まあ、噂だし。俺もそんな信じてないよ。」

「まあ、そうかもね」

俺たちはそう言って帰ろうとした。そのとき、

「ねえ、空太あれ人間じゃない?」

人間じゃない?っていい方も変だなと思いながら俺は遥が指をさす方を見た。

確かに人がいる。っていうか倒れてる。

「あれ、やばいんじゃない?動かないし。」

「俺、ちょっと見てくる。」

「え?ちょ、ちょっと空太おいてかないでよ!!」

「おい。」

「へ?なに?」

遥は息を切らしながら聞いてきた。

「これ・・・。」

俺が指さす先には女の人が倒れてた。見たところによれば俺たちより一つ二つ年上だろうか。その人はピクリとも動かず倒れていた。


to be conntinue?





























 

どうも!ぼたもち。です(*´∀`*)小説家志望で初めて書かせていただいたのですがいかがだったでしょうか?今後もっといい作品が作れて少しでも読んでいただけたら幸いです。読んでいただきありがとうございました!!

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