運命
ついにヒロインエリス登場です!この出会いが・・・・・・・
どうぞお読みください(笑)↑何を言っていいかわからなくなった(汗)
1 運命
何が起きてるのかさっぱりわからない。
いきなり乗客の一人が貴重室に入ったら銃声が聞こえて、する
と、いきなり、俺の隣にターミネーター見たいなカッコの奴らが5人くらいで立っていた。
おいおい、頼むよ。てか、何がなんだかだ。まったく。
「な、なんですか?Dо yоu kill me?」
なんつって?って何を言っている俺!ドラマの見すぎだ!
「こいつか、、秘密を知り、ムーンストーンに触って生きていた人間」
はい?
「北条様の命令だ、まだ害があるかはわからないが石に素手で触っても無事だったそうだ、とにかく殺す」
なんて言いました?
瞬間、全員でレールガンを向けてきた。
なっ!?
レールガンはタメが長い。
その隙に!
「うおぉぉ!」
「気をつけろ!得体の知れないガキだ!」
そうさ、俺は!
「必殺!」
「来るぞ!」
「逃げる!」
「何!」
そうさ、ガキさ!だから逃げる!
俺はレールガンの発射の直後に後ろの椅子に移りすぐに通路に転がった。
でも、これからどうする。
キュンっ!
甲高い音が聞こえた。レールガンが発射したのか?いや、レールガンじゃねぇ。変な光、紫色の光が出てる。
その光が椅子に当たると、椅子から紫色の推奨のようなものが椅子を囲み、椅子が砕けた。
オヤジを殺した時と同じだ。
「お前ら、KSWだな!」
瞬間黒服たちは一斉に驚いた。
「そこまで知っているのか」
「生かしておけん」
まじかよ!
また、あの光線!
やべぇ、直撃か!
「くそぉ!」
どうにか、俺はよけたものの、右腕にその光線があたってしまった。
「!」
「これで仕留めた、ムーンストーンの石化の光だけを集めた光だ、いくらお前でも」
「やべぇ!」
体が、変な感じだ。
瞬間俺の腕から、水晶のような結晶が腕から突き出た。
な、なんだこれ!死ぬのか、俺。
そこに、
「ズダダダン!」
銃声。
さっき、貴重室に入った娘だった。
「何を暴れているの!って、何これ?」
聞きたいのはオレだよ。
って、やべぇ、腕がァ。
瞬間、黒服が機長室から現れ、後ろからその娘に襲いかかった。
「キャァ!」
「確保!」
その時女の子からオルゴールのようなものが飛び出た、それが開き音が鳴った。
「これだ!」
「それに触らないで!」
黒服がそのオルゴーりをとると、女の子はすごい形相で言った。
ていうか俺は無視か!
音色が鳴り響く。
ドクン!ドクン!
鋭く俺の心臓がなりだした。
くそぉ、俺とうとう死ぬのか!こんなとこで!訳も分からず。
「お願い離して、お願い!」
黒服は俺も女の子も無視する。
「お願い!だ、誰か、誰か助けて!」
その叫びと音色がマッチした。そう感じた。
その瞬間どんどん大きくなっていた結晶が俺の腕が飲み込んだという発想が正しいのか、
俺の腕に吸い込まれた。
その時黒服たちが、
「な、なんだこの反応!ムーンストーンのエネルギーが増大に増えている!」
なんか知らねぇが、力が湧く。 ありえねぇ程に力が出る。
これなら、
「な、なんだこのエネルギバァ!ー―」
俺は女の子を捕まえていた黒服をぶん殴った。
そう、殴っただけだ、だが黒服はもそすごい勢いで吹っ飛び、なんと飛行機の外に飛び出た。
何だこの力は。
心音が鳴り止まない。
この鼓動、心地いい。
「はぁっ!」
ビキビキビキ!
どうやったか自分では理解できないが、体が勝手に動き、すごい音を立て俺の腕から紫ではない、黒い色の結晶が突き出た。
頭でわかる。
これはオヤジを殺した決勝ではない。
俺自身!
「な、何だ!こいつは!」
黒服が叫ぶ。
「俺は――――」
「く、来るなぁ!」
「この世界を変える男だ!」
瞬間ものすごい力が出た。
それと同時に腕の中に入ったはずの紫色の結晶が、黒く染まって腕から突き出た。
そしえ、その腕で相手の黒服を一人殴り飛ばした。
その力は計り知れなかった。
拳の風圧といっても良い。
黒い風が巻き起こり、相手を全員船外に吹き飛ばした。
その瞬間その結晶は砕け散り、ただの俺の腕に戻った。
「なんだったんだ、今のは」
自分がしたことに今になって驚く。
頭が追いつかない。
その時に、
「この世界を変える?本当に言ってるの?」
「あっ!えっと――――」
そうだ、っこの子!
「いや、その、君は?」
「私はエリス・ルドランズ、で、世界を変えるって?本気で言ってるの?」
「ほ、本気もなにも、俺は決めたんだ」
「ふ~ん」
「あ、いちよそっちも名乗ったし、俺の名前は――――」
ファンファンファン!
飛行機がいきなりものすごい音を放った。
「ちょっと待って、それは生きてこの飛行機を着陸できたら聞くわ」
「え?どういう意――――ゴトン!」
機体がものすごい勢いで落ちてる!?
「ちょっ!どうするんだよ!これ!」
そういえば、こいつ銃をぶっぱなってたな。
今時、拳銃って・・・・まだ、絶滅していなかったのか。
ていうか、この状況!
「こっちに来て、早く」
「え、ちょ、まてよ!」
俺は貴重室にエリスが入ったので俺もそれを追いかけた。
操縦席に人が倒れている。
死んでいる。
こいつらも、さっきのやつの仲間か。
「座って」
「は?」
「早く」
「・・・・あ、ああ」
とにかく俺は座った。
自動操縦の機能が下がっている。
どうやら、遠隔操作されたらしい。
瞬間、
ガシャン!
「って、、何やってんだお前!」
「何って、壊したのよ?」
「それは、分かってっけど!」
エリスが遠隔操作の機能をぶっ壊した。
「もう、考えてみて、向こうは遠隔操作してきたのよ、もちろん、操縦の遠隔操作もできるの」
「!」
「そう、この機体を墜落させることだってできるのよ」
そうか、だから。
そのとき、彼女の方から誰かの声がした。
『こちら、ジャック、聞こえるか?』
『えぇ、聞こえるわ』
誰だ?
『敵は?』
『蹴散らしたわ、私がやったわけじゃないけど』
『状況は?』
『最悪』
『だろうな、今から教える通りに動け、ん?もう一人いるのか?』
『えぇ、世界を変えるそうよ』
「お、お前!」
「静かに」
『世界を変えるか、ふふ、なるほどな、お前がほかのやつを隣におくなんてな、エリス』
『かけてみたいのよ、この希望に』
「お前ら何言って――」
『聞こえるか?』
今度は俺の体から、いや、PCXからだった。
PCXとは、携帯にパソコンやその他いろいろな機能がついた、もの。
ものではなく、空気に触れ、手を動かし、操作する。
くうきに触れ、Xと指で描くと、空中に画面が出て来る、超高機能携帯。
今の時代はみんなこれを使っている。
その携帯から、声がなっていた。
「あ、ああ、聞こえる」
『じゃあ俺がいうように操作しろ、まずは、手動操縦に帰る、天井にあるポッチを押せ』
こ、これか。
「押したぞ」
『そしたら、エリス、今度は操縦機を手前に引け』
「了解」
『その次に、右に操縦機を回せ』
右にエリスが回すと飛行機が大きく右に動いた。
『よし、あと30秒後に着陸に入る、二人ともシートベルトを閉めろ』
俺たちは二人ともしっかりとシートベルトを付けた。
『いくぞ、着陸だ』
「ええ」
「あ、ああ」
緊張が走る。
命がなくなるかどうか、そんな時なのに俺は全然恐怖が無かった。
エリス、この娘の声はすごく俺の心に響き、何おり心地がいい。
そのせいなのか。
だが、今の俺ならやれる。
『操縦機を下に下ろせ、エリス、もう一人は、タイヤを下ろせ』
こ、これか。
ボタンをおすと、しっかりと開く音がした。
「降りる場所は?」
エリスが無線に冷静に話しかけた。
『草原だ』
『そ、草原!?』
俺は無線に慌てて応じた。
『そうだ、よし、もう着陸だ、大丈夫だ』
「了解」
「い、いや、了解って――ががァん!」
う、うわっ。
機体が草原に降りる。
視界は、草。
のみ!
ものすごい速さで、草原を走る。
もし、何かものがあったら、ぶつかって死ぬぞ。
「ねぇ、あなたの名前は?」
「こ、こんな時にか!」
大きくがたがたと揺れる。
「だて、今聞かなかったら、死んじゃったら聞けないじゃない?」
「死、死ぬって!」
「いいから、落ち着いて、名前は?」
「く、くそっぉ!俺の名前は火神イッキ!」
ががががががががん!
死、死ぬぅぅ!
ガガガがが―――ガタン。
と、止まった。
――止まった!
生きてる! ・・・ ・・・
「ふぅ、私たちいいコンビになれそうね、イッキ!」
握手を要求してきた。
なんて娘だ。
こんな時のあとなのに。
まぁ、命があるだけいいな。
「それだけはごめんだ」
俺はエリスの手を握った。
その時、鼓動が変わったような気がした。
あの時と似たような鼓動だった。
「ふぅ、とにかく下りましょ」
「あ、ああ」
「聞きたいことがいっぱいあると思うけど、とにかく今はついて来て」
「ああ、わかった、って、俺はイギリスに!」
「あら、ここはアメリカよ」
「―――ーは?」
「ここはイギリスじゃないわ、アメリカよ」
「アメリカ?」
「そう、アメリカ」
「な、なんなんだよーーーー一体ーーー!」
俺はまだ知らなかった。
このあとの未来を。
この娘と出会ったことで大きく未来が変わり、世界が変わり、そして。
運命が変わる。
どうも、ここまでお読みになってくださってありがとうございます。こうなったら最後まで読んでくれると嬉しいです。
最後は感動してくれると思います