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8話 破壊作業


────ドゴォーーーン!!!


第2階層突破


────ドゴォーーーン!!!


最終階層突破


まぁ、分かっていたが特に言うことは無い。ただの破壊力作業だ。


「さっすがアベル♡マイダーリン♡」


「よーし!ん?なんだ?クリア報酬ってやつか?」


そこには俺が知らないモノが山ほどあった。


もしかして、今まで俺だけ報酬貰っていなかったのか?


クソッ!やってくれるじゃないかサルトル!!!


「このポーションだけを取れ…」


ん?まただ!男の声がする!!


「誰だ!?どこにいる!?」


「ん?どうしたのアベル?私はここにいるよー!」


違う、クリスタじゃない!!どこにいった?


「クリスタはここら辺で男を見なかったか?」


「あのアベルをへなちょこに言いやがったモヒカンクソ野郎のこと?大丈夫!私が消しとくよ♡」


エルのことじゃない…


「ん!?まてまて!!それはいいから!あとで俺がやっとくから!!」


『このポーションだけを取れ』


男はそう言っていた。なら、これだけ取ってみたら何かあるかもしれない…


取ってみるか…


「よし!全員揃ったな!王国に報告行くぞー」


「な!?アベル!?本当にお前なのか!?」


ケイラはやっと俺の力を認めたらしい。


「く、クソ…まさか今まで、サルトルさんじゃなくてお前が全部やっていたのか!?」


エルよ。気がつくのが遅すぎる。


「やっと分かったか!!!このバァァァァカ!!アベルの言うことくらい信じろ!!!モヒカンクソ野郎!!クソビッチ!!分かったな!!!」


クリスタがめちゃくちゃな暴言をはいているのはいいとして…


「お前ら。分かったかサルトルはお前らをおいて逃げたんだ。サルトルはそういうやつなんだよ」


俺は静かに真実を伝える。別にこいつらの仲を崩したい訳では無い。


こいつらがあまりにも(みじ)めだったから、助けてやっただけだ。


「そーだ!!そーだ!!分かったかクソマヌケ野郎ども!!」


クリスタも便乗(?)する。さっきからこいつは何なのだ。


そして、サルトル。お前は許さない。人の命をなんだと思っているのだ。


こいつは俺が地の底まで叩きのめしてやる!!!

「面白かった!」


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