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7話 俺一人で攻略してやる


「はぁ、」


どうしようか。もちろん、「死者蘇生」を持っている以上、人としてこいつらを助けるのは当たり前のことだ。しかし…


「どうしたの?アベル?こんなモノ見てないでさっさと次のボス戦いこーよー!」


はぁ、気は向かないが仕方がない…助けてやるか…


「死者蘇生!」


────1時間後────


「ん?…ここはどこだ…?たしか、サルトルたちとダンジョンに行って…そこから覚えてないな。ってなんであんたがここにいんのよ!?」


ケイラとエルが起きたらしい。相変わらずうるさいやつだ。


「お、起きたかお前らが死んでいたから助けてやっただけだ」


とりあえず状況を説明してやる。


「はぁ!?あたしが死ぬ!?そんな訳ないでしょ笑追放されたからって言いがかりもいい加減にしなさいよ!どうせあたしに睡眠薬でもかけて襲おうとしたんでしょ!!気持ち悪い!!!」


「お前…本当にヤバいやつだな…正直引くわ」


あまりにも予想通りのケイラとエルの反応に驚く。やっぱり死んだままにしておくべきだったか。


「まぁ、そう思うのは自由だが、お前らここからどう出るんだ?」


「ふんっ!そんなことサルトルとエルがいれば…ってサルトルは!?」


「あぁ、あいつならお前らをおいて逃げていったぞ」


さっき、叫びながら走り回るサルトルが見えた。


「はぁ!?あんたばかぁ!?サルトルがそんなことする訳ないじゃん!てかあたしたちが負けるわけないでしょ笑」


「はぁ!?!?黙って聞いてればなんだこのクソアマァ!!!私のアベルになんてこと言うの!?こいつら殺していい?アベル?」


まずい。黙っておけと言っていたクリスタが叫びまくる。ややこしい事になってきた。


「ま、まぁみんな一旦落ち着け!!お前らは俺がいないとまた死ぬんだから大人しくしてろ!!!」


「おい、アベル!!そこまで言うならやってみろや!お前ならあのボスのこと倒せんだろ?まぁサルトルさんの足元にも(およ)ばないやつに言っても仕方ねぇか!!」


エルがガン飛ばしながらそう言ってきた。


まぁ、勝てるが。


「はぁ、仕方ねぇな…」


ここのボスは…ゴーレムか。まぁ関係ないけど


────どこぉぉぉぉぉぉぉん!!


あまりにもあっけなさすぎる。


「これでいいか?」


ん?なんも言わないのか…


2人は今起きている状況を読み込むことができていなかった。ゴーレムは普通、第1形態から第4形態まであり、ひとつづつ攻略しなくてはならない。


「な…んで?お前なんかズルしてんだろ!!」


まぁ、エクスカリバーはズルなのか。


俺はゴーレムの第1形態を切ったのではない。ゴーレムの(たましい)を切ったのだ。


エクスカリバーはなんでも切れる。そういうものなのだ。


「ふんっ!どうせたまたま他の人が倒しただけだろ。アベルがこんな力を持っているはずがない」


こいつら…まだ認めないのか?


「はぁ…分かったよ。このダンジョン、俺一人で攻略してやる」



「面白かった!」


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