5話 ん?どした?強くなりすぎてこの世の心理でも見た?
────よし、あそこの武器屋を襲撃するぞ!
あの武器屋はなぜか周りに人がいない。
俺たちはエクスカリバーと攻撃力増加ポーションを奪うために武器屋を襲撃する。
「クリスタ!今だ!」
────グサッ
店長にナイフが刺さる。店長!まじでごめん!!この恩は絶対に忘れない!!
「『死者蘇生』!」
「よし、今のうちに盗れるもん盗ってけ!」
────ふぅ、ヒヤヒヤしたが、案外余裕だったな!
「まったく…てこずらせやがって…」
ん?どこからか男の声が聞こえた気がする。
「クリスタ。この辺に人っていたか?」
「ん?誰もいなかったよ?そんなことよりこのポーション飲んでみて!」
「あ、あぁそうだな」
誰もいない?じゃあさっきのは…まぁ、いいか!とりあえず飲もう!
物理攻撃力︰2→4
魔法攻撃力︰2→4
「ん?2しか上がらないのか?」
「うーん…一旦、もっと飲んでみたら?」
俺は
物理攻撃力︰4→1,048,576
魔法攻撃力︰4→1,048,576
ん!?何が起こった!?もしかして…
どうやら、このポーションは飲むと攻撃力が2倍になるらしい
凄すぎる!いや、まて
《世界の真実》
この世界は課金ゲーである。このポーションをいくら飲めるかでその人の能力値が決まると言っても過言ではない!
つまり、金持ちはすぐに騎士になれる。
「はぁ、この世界って腐ってんな…」
「ん?どしたの?強くなりすぎてこの世の心理でも見た?」
あぁ、そうだ。
そして…エクスカリバーだ!
《エクスカリバー》
総攻撃力︰自身の物理攻撃力×魔法攻撃力
エクスカリバーの攻撃は物理でもあり、魔法でもある。相手によって変ることができるのだ。
つまり、総攻撃力は1,099,511,627,776になる。なんだこれは。
大半のモンスターはオーバーキルどころではない。
しかし、まだ最強の騎士にはなれない。最強の騎士になるためのこの国の評価基準はダンジョンの攻略数だ。
より効率的に攻略しなければならない。これは地道にやってくしかないか…
「よし!クリスタ!とりあえずあの上級ダンジョンで腕試しだ!行くぞ!」
「いくぞ!おーー!!」
とても急で申し訳ないが、クリスタの『いくぞ!おーー!!』はかわいかった。
顔がかわいいと危ないな。騙される。
「面白かった!」
「続きが気になる!」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いします!
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!
ブックマークも頂けると嬉しいです!
私の処女作「Emotion~感情のない世界から~」も読んで頂けると嬉しいです!
何卒よろしくお願いします。