コロリで済むかァァーッ!!
世に、『ピンピンコロリ』という言葉があります。
えーっと……寝たきりの時期など送らずに、
死ぬギリギリの時期までバリバリと活動できて、
心臓の病やらでアッサリ死ぬ……つまり、
人生の終わりの理想形みたい話なんですが……
【大嘘です】
いや、何が嘘って、“ピンピンコロリ”って、聞くと、そのコロリっていう急死には、なんか、軽いイメージが付きませんか?
苦しいとはいえ、アッという間のことなんじゃない?とか。
コロリじゃないですね、のたうちまわります。
救急隊員が部屋に入ってきた時、
搬送の中、
ボクは最初に失禁の許しを哀願し、
ボクは全力で意識的に放尿しました。
もちろん、着衣のまま。
苦しくって漏らしたんじゃなくって、
漏らさないと、苦しさに精神が壊れるような感覚。
ほら、スゴいケガとかすると、たぶん大きな悲鳴が挙がると思うんですね?
でね、悲鳴が出ない出せない状態だったら、プツンと意識が切れて失神しちゃう場合もあると思うんですね。
あの感覚。
世の痛みの中には、それ以外の部分で、例えば、何かを握りしめるとか歯を食いしばるとかをすることで耐えられる痛みって、あると思うんです。
あの感覚。
あの、何かを握りしめる感覚で、放尿してました。
いや、心臓の発作。
マジで怖い。
よくマンガなどのイメージだと「はグゥ!」と強い痛みに胸を抑えるイメージじゃないですか?
個人差があるかも知れませんが、ヒタヒタと死が迫ってくる怖さがありました。
身体中に“死”という存在が貼りついて引き剥がせないような絶望感がありました。
そんな、ボクの体験談。
あなたの執筆の参考になれば……