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秘密の始まり

とても暗く光が入り込まないほど暗い城に元気な産声が城中に響き渡っていた。

まるで世界に自分の存在を誇示しているかのごとく、泣き叫ぶ。

その泣き叫ぶ声一つ一つに、魔力が込もっていた。

みるみるうちに赤ん坊の周りの壁にヒビが入り、パキッ,という音を皮切りに崩れてゆく。

通常、魔力が入っている声を“言霊”という。それは出来る者がいない消失技術≪ロストスキル≫の一つをこの赤ん坊はやったのだ。

…城が崩れる音がして現魔王は、その黒髪をなびかせながら、崩壊した現場にたどり着いた。

そこには濃密な魔力が漂っており、普通の魔族ならは嘔吐感を感じるまでに濃密だった。

「超位魔法でもここまで濃密な魔力は放出しないのだがな…」

現魔王 ルビル・ルシファーは、この惨劇に頭を悩ませていた。

城の破壊はなんとでも言える。6位階魔法でも出来ることだ。

だが1番の問題は、この魔力だ。目の前にいる息子は寝ており、ここまでの魔力を放ったとは思えなかった。

そして時間が経つに連れ城が崩れた音を聞きつけた配下たちが押しをせてきた。

ここはひとまず、実験の失敗と言っておいておいた。

〜5年後〜

5年前の赤ん坊は、ミリム・ルシファーとなずけられており、今日も元気に城中を走り回る。

途中、メイド服の侍女にぶつかり、父親譲りの黒髪を下げて言った。

「ごめんなさい」

年相応の対応と、魔界1の美少年と言わしめた柔らかい顔と声は、侍女達も許してしまうほどのものだった。

そのまま城の中を走り周り,黒と金色が目立つ父の部屋までたどり着いた。

「お父様入ってもよろしいでしょうか?」

声は扉を超えて父の耳に届く。

「入ってらっしゃい」

入室の許可を得たのでドアノブを静かにひねり部屋へと入ってゆく。

黄金の獅子の刺繍が施された絨毯の近くに、キングサイズの豪華なベットが存在感を部屋全体にかけてくる。

父は黒い机の上に座っていた。

「よく来たな 待っていたぞ」

「遅れてしまって申し訳ありません お父様」

深々と一礼をして、本題に移る

「何用僕を呼ばれたのですか?」

父 ルビルはうすら笑みを浮かべてこっちについてくるように腕を振る

僕は父についっていった。

そこは部屋の隅にあるなんの装飾がされていない普通のドアだった。

ルビルがドアノブをひねりドアを開けると、そこには10畳ほどの大きさの部屋の床に

大きくエメラルドグリーン色の魔法陣が円環に沿って廻っていた。

とても神秘的な魔法陣だ。

「さあこの魔法陣の中心に立っていなさい」

ルビルは不安と緊張でいっぱいの顔だった。

目的の場所に指示どうり立つと、涼やかに冷たく呪文を唱える。

≪我に・かの者の・深淵を・のぞかせたまえ≫

フルステータスオープン

父の言葉を最後に意識がなくなった。

初めてです

一週間に1本ぐらいです。

よろしくお願いします

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