表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
85/290

第17話 魔法

ガワの討伐から数日後


魔獣討伐は毎日受けられる様なものではなく(体力的にもちょっと辛い)

俺とルシュはマーテン内の掃除、荷物運び等雑多な仕事をこなしながら生活していた


そんなある日、ギルドの受付にて

「お二人は魔法は使えますか?」

とモアさんに尋ねられる


「魔法ですか?」

「魔法?」


俺とルシュが同時に口を開く


魔法は村長が使っていた

俺は使えないと思うが、ルシュはどうなんだろうか


ルシュを見ると、不思議そうな顔をしている

多分使えない様な気がするが


「今、冒険者の魔術師向けのワリの良い仕事があるんですよ。

マーテンの街灯の灯の魔道具に魔力を込めていく作業なんですが…」

モアさんが説明してくれる


マーテンのインフラの一つである街灯は全体の何割かが魔道具の灯りで

定期的に魔力を補充する事でまた灯りを点けていく


基本的には街に駐屯している国の魔術師が請け負う事が多いが、

まずは冒険者向けに依頼が出されるらしい


「…と言う事ですが、人族と魔人は魔法が使える方も多いのでもしかしたらと思って」


ルシュは竜族なので実際どうかは分からないが、人族も魔法は使えるケースがあるのか


「うーん、どうなんだろう」

多分使えないとは思うが


「もしかして魔法が使えるかどうか分からない感じでしょうか」

モアさんはそういって何かをカウンターの上に出し、ペンを取る


「もし興味があれば、この魔道具屋に行ってみてはいかがですか?

ここでは魔法の素質を見る事もできますよ」

モアさんが簡単な地図と店名を書いた紙片を差し出してくる


「素質があってもすぐに魔法を使うのは難しいですけどね」

と言うモアさんから紙片を受けとると、

ルシュが口を開く

「行ってみよう、ヨウヘイ」


ルシュの興味をそそったようだ


「そうだな、ありがとうございます、モアさん」


手を振りながら見送るモアさんを背に、俺とルシュは魔道具屋に向かった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ