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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第1章 異世界と魔族の村
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第10-8話 アステノにて その2

竜の背から陽平とテオックが降りる

直後に竜が光につつまれ、薄緑の髪色の少女の姿になる


「ありがとう、ルシュ」

俺がルシュに声を掛けると、ルシュは少し笑って頷く


ラピドとアルデリンをはじめ、遠巻きに見ていた村人達が近づいてくる


「何事かと思ったよ、びっくりした~」

アルデリンは心底ホッとした様子だ


「なんだよ、お前らルシュが竜の姿してる時を見てるんだから

そこまで驚く事ないだろ。

俺達は初めてだから滅茶苦茶驚いたけどな」


テオックの冗談めかした言い方に対して


「まさか竜の姿で帰って来るとは思わねえよ、違う竜かもしれないしな」

ラピドが笑いながら答える


俺達の姿を確認して安心した村人達の注意はさっきまでルシュが掴んでいたラズボードに向く

「それにしても、このラズボード大物だねえ」

村の調合屋のゴブリン、ミックが感心しながら言う


「凄いだろ、ルシュがやってくれたんだぜ」

自分の事の様に誇らしげにテオックが語る


「今日はこのラズボードで宴だ!」

テオックの言葉に周囲が沸く


これは俺達三人が帰って来る間に決めた事だった

功労者であるルシュが何よりもそれを希望していた


俺達がラズボードを見ながら会話していると、後ろから声を掛けられる


「お帰りなさい、ルシュ、ヨウヘイ、テオック」

声のする方向を見ると村長が居た

この騒ぎで広場に出てきていた様だ


「村長、ほらこれ凄いでしょ!」


「ただいま戻りました、村長」


「メラニー、ただいま」

ルシュはすっかり村長と打ち解けている


村長はルシュの頭を撫でながら告げる

「それでは宴の準備をしましょうか」

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