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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第1章 異世界と魔族の村
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第8-6話 意思疎通

『なるほどなあ、何も覚えてないのかあ。

大変だと思うけどコイツも同じだし何とかなるだろう』


『ありがとう、テオックもヨウヘイも皆優しくて嬉しい』


『この村の連中はみんな良い奴だからな、ルシュもすぐ慣れるから安心しろ』


『うん、皆に迷惑かけちゃったから何かお詫びしたい』


『いーっていーって、気にすんなよ、なあヨウヘイ』


「えっあっ、ああ。

ルシュ、テオックの言う通りあんまり気にしなくていいぞ」


通訳しながら会話するのは意外に難しい

実際には通訳と言ってはいるが、

何故か脳内で勝手に翻訳?されている言葉をそのまま口にしているだけで

これを通訳と言ってしまうと本業の方々に申し訳無いものがある


そして途中で話を振られると焦ってしまう



「でも俺は嬉しいよ、テオックとルシュがこうやって話が出来てる事が」


きっと二人の性格が良いのだろう




「な、だから俺は仲良くやれるって言ったんだよ」

テオックが自慢気に鼻を鳴らしながら言う


「おい、掌を返すのが早いぞ」



「テオックはなんて言ったの?」


「コイツは俺のおかげだって言ったんだよ」

俺の噛み砕いた説明を聞いてルシュが笑う



そして両手を上げてガオーとテオックにポーズを取る


「おおっと!冗談だって、ホントホント」

テオックが慌てて訂正する



もう暫く談笑していたかったが、安心すると眠気が強くなってきた

良い時間になっているだろう



「二人とも、今日はもうこれくらいにしよう。

また明日皆に説明しよう、絶対に分かってくれる」

二人に提案する


俺の発言を聞いたテオックはそうだなーと返事をする



ルシュは…



俺の服の裾を掴んでいる



「倉庫は心細い?」


俺の言葉にルシュは頷く



かと言ってもここで寝るのもどうかと思うし、

俺の寝ている場所も、まあ俺やテオックの居るところで寝るのは問題がある気がする


何より…


「明日朝になって、共同倉庫に君が居ないときっと大騒ぎになる。

朝になったら俺とテオックがすぐ行くから、今日だけはあそこで寝てくれないかな?」



……


ルシュは少し俯いていたが、小さく頷く


「ありがとう」



その後ルシュを共同倉庫へ送ってから俺も床についた

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