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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第1章 異世界と魔族の村
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第8-5話 新たな力?新たな事実

「えっ?」


テオックの言葉の意味が分からなかった



「何て言った、ってどういう事だ?」

無意識の内に少し棘のある言い方になった


「いやいやお前、言葉通りだよ。

何て言ったのか分からなかったんだよ」


テオックの顔を見るが、その心を読み取る事ができない

悪意があるのか……?



いやいや、テオックに限ってそんな事は無い、そういう奴じゃない

それにあのアホ面は本当に分かってない顔だ



「お前はその子と話が出来るのか?」

テオックが俺に尋ねる


「そりゃ勿論……」


ルシュの顔を見る、酷く不安そうな表情に見える



……もしかして



ルシュを見て、テオックを指差しながら尋ねる

「ルシュ、コイツの言ってる事は分かるか?」


ルシュは首を横に振る



まさか俺だけが二人の言葉を理解できていたのか……?

これが意味する事は、少なくとも俺の中には一つしかない


二人は違う言葉を使っているという事になる



「魔族と竜族って使う言語が違うのか?」


テオックに尋ねると、テオックは肩をすくめる


「知らないな、俺はそういうの詳しくないからな。

魔族と人族は少なくとも同じ言葉を使ってるぞ。

お前だってそうじゃないか。

でも竜族と会話したなんて話聞いたこと無いし、違うんじゃないか?」


テオックは少し間を置いて俺に話しかける


「どうしてお前はその子と話が出来るんだ?」



「どうしてって……」

言語の事を考えもしていなかった



テオックと初めて出会った時のことを思い出す


俺は、テオックの言葉を「日本語・・・」だと思った


ピウリの店で見た商品名の文字、マーテンで見た看板や街中の文字

あれらは平仮名でも片仮名でも漢字でも無かった

だが俺には読むことが出来た



全て「魔族や人族の使用する言語」だったんだ

そして、ルシュの使う言葉はきっと「竜族の言語」


どうして俺にはどちらの言葉も理解出来るのか、話が出来るのか



理由は考えても仕方ない

今俺に出来る事は



「どうしたヨウヘイ?

考え込んでるみたいだけど」


「テオック、何故かは分からないが俺にはこの子の言葉が分かる、

だから俺がテオック、ルシュ、二人の通訳をする」


「「通訳?」」


テオックとルシュが同時に聞き返してきた

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