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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第39話 新たな日常と

キキーモラの少女イルンが俺達の家に来てから既に2週間が経った


俺とルシュはいつも通りギルドで依頼を受け、

それを終えたら帰宅する


生活そのものに大きな違いはない…と言う事も無く

依頼達成後に食事を摂ってから帰る事が多かったが

今は家に戻ってから食事になるケースが増えた


理由は簡単で、イルンが作った食事が美味しく、また経済的でもあるからだ


……


「仕事はもう慣れた?」

夕食の後、ルシュがイルンに尋ねた


俺達は食卓を囲み、お茶を飲んでリラックスしている


イルンは少し恥ずかしそうにしながら

「はい、ピウリさん達に良くしてもらってます」

と言った


先日、ピウリからもイルンはかなり良く働いてくれてると聞いたばかりだった

今はピウリ、フリドー、クーシの3人が働いているピウリの店だが

どうも綺麗好きなのはフリドーだけで、その辺りルーズなピウリ

汚れをそこまで気にしないクーシで、フリドーが何か別の仕事をしていると

すぐに汚れてしまっていたのが、

イルンによってかなり改善され、しかも整理整頓が早く正確なため、

特にフリドーから感謝されている様だ


ピウリ達との関係も良好で、人見知りするイルンでも客を相手にする訳ではないので

既に馴染んでいるとの事だ


イルンはピウリの店で1日15ラントの給料を受け取っていると言った

俺達の生活基準で考えると十分一人で暮らしていける額だ


俺とルシュが冒険者ギルドで受けた警備作業なんかは二人で25ラントみたいなケースが多く、

一人15ラントはピウリの言う通り給料は良いと思って良さそうだ


イルンはその内の半分を俺達に渡そうとしたが、それは止めて自分の為に使う様に促した


なので、基本的に食材は俺とルシュが買っているが、彼女自身が作りたい物があったり、

欲しい材料がある時は彼女が自身で買い、それで料理を作るといった形で既に定着していた



「ここでの生活に慣れてきた様で良かったよ」

俺の言葉にイルンは嬉しそうに頷いた


イルンは時折ルシュの遊び相手にもなってくれている

新たな同居人が増える事に多少心配があったが、美味く馴染んで俺もホッとしていた


それから数日後…

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