表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
257/290

第36-4話 想いと時代 その3

それからロウザンは俺達について尋ねてきた


俺とルシュはアステノからマーテンへ行き、冒険者をしている事を話した


「クステリの森の中に村があるのか、確か木霊のトレントが住まう森だったと思うが、

今はあそこにも村があるのだな」

ロウザンは少し感心した様子だった


「マーテンも俺が居た時代にはまだ開拓されていなかった。

アステノ、マーテン、一度は目にしておくべきだったな…」


そう言うロウザンは少し残念そうな表情をしている様に見えた


「そして二人とも少々特殊な出で立ちの様だな…」

そう言ってからロウザンは俺達を交互に見る


「ふむ…動きはまるで素人と思ったが、それでも見事な戦いぶりだった。

機転の利いた動き、そしてルシュ、そなたは…」

ロウザンはルシュを見る


「いや…考え過ぎだな」

そう言ってロウザンは口をつぐんだ


……


マーテンから南に伸びる街道の途中の分かれ道を東に行くと、小高い丘の上に領主の館はあった

3階建てだが面積が広い、城とまではいかないが巨大な建物で、近付くにつれて建築からかなり時間が経ったのであろう

修繕の跡や、少々古びた所がある部分も目に入ってきた

だが、豪華である事には違いなかった

俺達は屋敷に近付くと、屋敷の入り口の門が次第に視界に入ってきた


門を守る衛兵の前で馬車が止まり、運転手が衛兵と会話する

そして、俺達は馬車を降りる

そうして少しの間門前で待機していると、屋敷の中から身なりの良いオークが出てきた


「ヨウヘイさん、ルシュさん、ロウザン殿、アネイル殿もお入りください」

ロウザンは流石に両脇を兵に固められた状態となっていたが、

オークの言葉に従い、俺達は屋敷の中へと入った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ