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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第34-5話 焦らず急ぐ

「聖水?」

ルシュが俺に尋ねた


宿でルシュと合流した後、部屋で夕食をとりながら

エドリガの蔵書で見つけたこの話をルシュにした


「ロウザンの力は聖水によって奪われた、そういう記述がしてあったよ。

見たのは二冊だけだから絶対とは言えないけど…」

一応あの後他の文献も調べたが見つからなかった


「ううん、ヨウヘイがそれだけ時間を掛けて見つけたんだもの、間違いないよ」

ルシュの目に輝きがあるように見えた


一先ず俺の成果の話をした後、

「魔法の方はどうなった?」

とルシュに尋ねた


これまでの成果については毎日共有していたので、ある程度分かっている事だが、

それを聞かない事は逆に良くない気がしたのだ


ルシュは少し俯き

「まだ…何か掴めそうなんだけど…」

と言った


「いや、大丈夫だよ。

責任なんて感じなくていい。

そんなすぐにどうにか出来るものじゃないし…」


俺は一拍置く


「ロウザンとの戦いが最後って訳じゃない、

その後でゆっくり時間を取って練習したって良いと思う」

もしもそれでルシュが魔法を習得したらきっと俺達の力になるだろう


俺の言葉にルシュは顔を上げて頷く


これで軽く本日の成果については共有した

次に話すべき内容は…


「ロウザンの弱点の聖水、これをどこで手に入れるかだけど…」

俺の言葉にルシュが反応する


「ルガンドじゃきっと手に入らないね」

ルシュの言葉に俺は頷く


「この国にレダ教があまり浸透してないって話だから、この国で入手自体難しいかもしれない。

かといってまだ行った事のないレインウィリスに行くには地理にも距離にも厳しいものがある」


俺の言葉にルシュが更に続ける


「だから、私達が行くところはウアルの村にいるアリエラの所」


そう、彼女は実際にアンデッドの発生源に対して聖水を使用していた

神官であるアリエラさんを頼る、それが一番早く、確実な方法だ

彼女に交渉し、聖水を譲ってもらおう


「そうだな、明日すぐにウアルの村に行こう、善は急げだ」

「ゼン…?うん」

今日は早めに床に就き、明日に備える事にした

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