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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第31-8話 奇妙なコンビ その4

体勢を崩した俺の前に繰り出されるバラバラバーの拳


「うっ!?」

これは避けきれない…!


「もらったな!」


体勢を崩し、後ろに倒れ掛かる最中、俺は棍棒で咄嗟に防御の体勢を取る


突き出されたバラバラーの拳が棍棒に当たり、

俺に衝撃が来る


「ぐうっ!」

後ろに数メートル吹き飛ぶ


ヤツのパンチを受けた衝撃で棍棒が腕から零れ落ちる



「くっ…!」

倒れ込むが、上半身を急いで起こす

以外にも痛みはあまりない


元々後ろ向きに倒れかけていた事、棍棒で防いだ事で

俺自身に対しては大きなダメージは無かった様だ



膝を着き、立ち上がっている間、

バラバラバーは俺の居た場所に立っている、そして


「コイツがなけりゃ、何もできねえよな」


その手にはさっきまで俺が持っていた棍棒が握られていた


「へっ、これで決着だな」

バラバラバーは棍棒を首にポンポンと当てる


奴はゆっくりとこちらに向かって歩いてくる


「……」

俺は奴を見据える


手立ては…


「どうした?降参するなら今のうちだぜ?」

余裕たっぷりの表情でバラバラバーが話しかけてくる


俺は何も言わずにヤツを見返す


何も言わない俺の様子を見てバラバラバーは

「降参しないか、ならしょうがねえ、これで終わりだな!」


そう言って棍棒を高く振り上げる


動きはやはり大振り


そして奴が腕を振り下ろそうとした時


「来い!棍棒!」

俺は叫んだ


俺の右手に現れる木製の棍棒


そして

「うえっ!?」

バラバラバーの腕から棍棒が消えた


だが武器を持っている前提で腕を振り下ろした奴は、バランスを崩し


「おわっと!」

前につんのめった

転びそうになりながら、なんとか踏ん張っている


俺は棍棒を構えた


「隙ありだ!」

俺は前につんのめったバラバラバーの頭に棍棒の一撃を加えた


街道にごーんと非常に気味の良い音が響き渡った

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