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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第30-8話 ウアルの村と神官 その4

ゴーストの前に黒い球体が生成される


それを音もなく撃ち出してきた


ターゲットは、俺か!


速度はそこまででは無いが、完全に不意を突かれた、避けられない!

避けてしまうと後ろにいるアリエラさんに当たる、どちらにしてもダメだ


俺は棍棒を構え、球体に備える


その直後、ルシュが斜め前に踏み出し、飛んでくる球体を剣で切りつけた


音もなく球体は真っ二つになり、黒い塵となって消えていく


「ルシュ!」

おれは思わず声を出す


「あ、あれがアンデッド…」

アリエラさんは少し怖気づいた様に話す


「ルシュとグラッシュはアリエラさんを守ってくれ!」

俺は踏み込み、ゴーストにメイスを振るう


「…!?」

手ごたえがない!?


いや、何かに当たっているような感覚はある


俺の攻撃を受け、ゴーストは少し後ろに下がる

効いてるのか効いてないのか分からない


「そいつらは殴ってもあんまり効かないけど、効果はあるみたいだから、

とにかく攻撃して動けなくするだ」

グラッシュが対処法を教えてくれる


と、その直後、俺の後ろが明るくなっているような感覚になる

「迷える魂よ、その不浄なる形骸と共に光に還りたまえ…

リシェン!」

アリエラさんの言葉と共に、ゴーストが柱状の光に包まれた


ゴーストはもがいたり逃げたりする様子もない


そして光が消えた後、そこには何も残っていなかった


「はぁ…」

アリエラさんの吐息が聞こえる


「な、な、なんだぁ!?」

グラッシュが驚きの声をあげ、ゴーストのいた場所へ駆け出す


俺も近くに移動するが、そこには何も残っていなかった


「消えた…」

グラッシュが唖然とした表情を見せている

そして


「浄化を行ったのは初めてでした、ですが上手くいって良かったです」

とアリエラさんが話す


これが浄化の神聖魔法

「凄い…」

ルシュが呟く


俺もルシュも感心しきりだ


「…」

グラッシュは無言でアリエラさんを見つめる


その姿に俺とルシュが彼女を見ているそれとはまた違ったものを感じた

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