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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第30-3話 レダ教の神官 その2

ルシュの提案にアリエラは目を丸くする

「護衛をしていただけるのですか?」


「え~と…」

俺は考える


基本的に冒険者はギルドから依頼を受け、それを行って報酬を得る

だが、別にギルドを通さずに依頼を受けても良いし、それで報酬を得ても問題はない


かつての宿場でアロン達とスケルトン退治をした時のケースがそれに該当する


アリエラさんはあまりお金が無いと言っていたが、

困っている人を放っておく訳にも行かない


「はい、俺達で良かったら護衛しますよ」

俺の言葉にルシュが頷く


「私達、こう見えてもグライエムも倒してるから」

ルシュが少し誇らしげに言う


「グライエム…」

アリエラはそう言ってから少し考える


「グライエムってあの不死者を呼び出すと言われてる魔獣の…!?

それは心強いです、是非お願いします!」

そう言ってアリエラは頭を下げる


その後、俺達は昼食ついでに護衛の打ち合わせをした

一先ずは村への往復、だが滞在期間によっては俺達は先にルガンドに引き返しても良いと言う形でまとまった

報酬は30ラントと僅かな額だったが、彼女の旅費を奪い過ぎる訳にはいかないので、この額になった

村へは大体徒歩で半日程度かかる距離との事で、今の時間から出ると日が暮れる可能性もあるので

明日出発する事にした

そして俺達は宿へ、アリエラさんも彼女がとっている宿へと戻った


--------------------

次の日


「おはようございます」

ルガンドの一角、中央にかつてのルガンドの領主を模った石像がランドマークになった広場


俺達がアリエラさんと待ち合わせ場所にしていた場所に訪れると、既に彼女はそこに立っていた


遠征の為に一通り必要な物を揃えた俺達と、杖と僅かな食料や荷物を袋に入れて持っているだけのアリエラさん

その装備の差は大きいと感じた


「ご立派な武器ですね…」

アリエラはルシュの武器を見て感嘆の声を漏らす


「それではこれから宜しくお願い致します」

彼女はそう言った


「よろしくお願いします。」

「よろしく」

俺達は挨拶をかわし、ルガンドを北東へ踏み出した

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