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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第29-8話 ルガンドにて

「ここがルガンドかあ…」

馬車から降りた後、大通りの脇に立ち

俺とルシュは辺りを見回す


その姿はさながらおのぼりさんの様だ


ルガンドはマーテンよりも大きな都市で、

マーテンの様に中央部に城壁はなく、遠目に見える丘の上に城が建っている

恐らく領主が住んでいるのだろう


南北を横断する大通り以外は無造作に広がった都市と言う印象を受ける


ここに来たばかりの俺達では変にうろつくと迷子になってしまいそうだ


「まずは宿を取ろうか」

俺の言葉にルシュは頷き

「分かり易い所にしよう」

と提案してきた


……


大通り沿いの宿屋は高かったので、少しだけ横道に入った宿をとり

荷物を置いて俺とルシュは外に出た


「さて、図書館を探そうか」


「うん」


依頼主のエデリオさんから受け取った地図を頼りに、

俺とルシュは歩を進めた


…ルガンドは建物の密度が濃く、マーテン以上に密集している


そして


「人族いるね」

ルシュが街中を歩く人族の住民や冒険者達を眺めて話す


そう、ルガンドは王都からも比較的近い場所にあり

規模も大きな都市なだけに人族の姿もちらほらと見掛ける


流石に魔族の方が多いけれど



この中では俺とルシュの二人組は外見的に特に珍しい組み合わせではないため

注目を浴びる事も無い


これはこれで新鮮な感覚で、俺もルシュも何となく落ち着かない足取りで

歩き続けた


少し迷ったりしながらも暫く歩き続けると、

高い塀に囲われた巨大な建造物が俺達の前に現れた


「これが図書館…」


俺達は図書館を見上げる

周囲の建物と比較してもひときわ大きい


荘厳な外観の石造りの建物に圧倒される


…いつまでも立ち尽くしている訳にもいかない


門をくぐり、手入れされた中庭を横目に俺達は図書館へと入った

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