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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第29-2話 いざ長期遠征 その2

騒然とする車内


俺とルシュは顔を見合わせ、馬車から飛び出した


俺は棍棒を呼び出し、ルシュは剣をその手に持ち

馬車の前方を見た



そこには2体のシャグの姿があった


左は緑色の普通のシャグと、右のもう一体は茶色のシャグだ

茶色いのは見た事がない、亜種か?


俺達の前に3人組の冒険者が立っていた


コボルト、エルフ、ダークエルフの三人組だ

彼らはもう一両の馬車に乗っていたのだ


「ガワとかウェムルじゃなくてシャグが出るなんてな」

コボルトの男が呟く


「やるしかない、右のヤツは君達に任せた!」

エルフの男が俺達に話しかける


「分かった!」

俺とルシュは頷く

それを見て彼らは左のシャグに向かっていく



茶色いシャグは俺達に狙いを定めた様で、こちらに振り向く


「ヨウヘイ、私に任せて」

ルシュが俺に話しかける


「分かった!」

ルシュなら心配はないだろうが、何かあった時の為のバックアップは必要だ

俺は棍棒を構え直す


ルシュは剣を手に茶色いシャグと向き合う


直後



「な、何だ!?」

猛烈な突風が吹きつけてくる


「ぐっ…!」

吹き飛ばされないように踏ん張る


この突風はごく狭い範囲俺とルシュにだけ吹き付けてる!


まさか、このシャグが放っているのか!?


この突風で俺は自由に動けないが、ルシュなら…


「ルシュ、この風は範囲が狭い、回り込むんだ!」

俺の言葉にルシュが右側に走る


突風下においてもやはりルシュならある程度動ける

これなら…


素早く突風の範囲外に出たルシュに対して、茶色のシャグは反応出来てない


ルシュは右手にその大剣を持ったまま力強く地を蹴り、跳びかかる

シャグが反応するよりも早く、その剣の一撃を見舞う


剣は、シャグの甲殻を叩き斬り、二つに両断した

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