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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第28-3話 風変りな依頼

「ご指名の依頼…?」

俺は一瞬言葉の意味が分からずに反芻する


「へえ、指名の依頼なんて、有名になったね~」

チティルが感心した様子で話をする


「グライエムの件でギルドではもう名が知れてるからな。

依頼する側にも知ってる連中はいるだろうな」

ムーグが口を開く


「依頼の詳細は直接お会いしてからお話したいそうです。

承諾するか判断するのもその時で良いそうです、どうしますか?」

モアさんが俺達に話しかける


俺とルシュは目を合わせる

ルシュは俺に向かって頷いた


「分かりました、お話を伺いに行ってみようと思います」

俺はそう返事した


-------------------------


翌日・スラム近辺


「ここ来るの久しぶり、前にチティルと来た時以来」

ルシュが周囲を見渡しながら話をする


「俺は最初に一回来た時以来だなあ、依頼主が住んでるのはスラムの中らしいけど…」

俺もキョロキョロと見渡す


市街地と違って建物が一気に古めかしくなり、

バラックの様な建物もちらほらと点在している


俺達の場違いな姿は以前同様に周囲の視線を集めている様だ


俺達はモアさんに渡された紙に書かれた住所を探して、スラム内を進む


暫く歩いて進むと、俺達の前に体格の大きなオークが姿を現した

「アンタ達は…」

オークが口を開く


この姿…見覚えがある

灰色で筋肉質なこの姿、最初に俺達がスラムに訪れた時に出会った男だ


「何の用で来たんだ?」

オークが口を開く、以前の時の様なトゲトゲしさを感じない口調だ


「仕事の依頼主がスラムに住んでるんだ。それで話を聞きに来た」

俺が説明する



「エデリオさん、って名前らしいが」

俺の言葉にオークは視線を上に向ける


何かを考えている、様に見える


「なるほど、多分知ってるぜ、案内するよ」

以前の様な警戒心も敵対心も感じられない意外な返答が来た

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