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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第26話 異変

リキリアの花の採取依頼から1週間程経った頃


俺とルシュはマーテン近郊の雑木林へと来ていた


「ルシュ、そっちに行ったぞ!」


「任せて」

俺の脇を通り抜ける獣型のスケルトン


それに間髪入れず棍棒の一撃を見舞うルシュ


呆気なくスケルトンが砕ける


俺は周囲を見渡す

この辺りにはもうスケルトンは残っていない様だ


「ふぅ…」


……


「お、終わったか」

俺達に声を掛けてくるダルメシアン柄のコボルトの冒険者

同業者のツェルだ


「こっちは終わったよ、そっちは?」

俺はツェルに尋ねる


「こっちも今しがた終わった所さ。

他の連中も片付いた所だ」


俺達の周りに数名の同業者が集まって来る


「今日の所はこれまでだな、ギルドに戻ろうか」


冒険者の一人がそう言って俺達はギルドに戻った


----------------------


「いやー今日も働いたな」

今日共に仕事をした冒険者達と仕事の後の打ち上げをしていた


「お疲れ~」

俺達はエールの杯を酌み交わす


ルシュはジュースの入った杯を持っている


そうして暫く歓談をしていた所

仲間の一人が口を開く


「それにしても最近、スケルトン多いよなあ」


そう、俺達がリキリアの花の依頼を受けるよりも前から、

マーテン近郊にスケルトンが出現する事が多くなっていた


平常時からスケルトンが出没する事はちらほらあったのだが、

ここ最近は毎日の様に出現している


夕方から夜間に掛けてが多いので最初俺とルシュは受けていなかったのだが、

スケルトン出現の頻度が更に増えてきた事で、依頼を引き受ける事になったのだ

「これが毎日だと、稼げるとはいっても流石に疲れるな」


俺の言葉に相槌をうつ仲間達


「でもギルドや軍が調査して、

ようやくどの辺りからスケルトンが湧いて来てるのかアタリが付いたらしいぜ」

ツェルが口を開く


「本当なのか?」

仲間の一人が尋ねる


「まあそういう噂だよ。

その内腕の立つ奴に調査なり解決なり依頼が来るんじゃないか?」


そんなこんなでこの日は無事帰路に着いた


だが、その数日後にある事件が起こった

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