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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第25-13話 リキリアの花探し再開

「さて…こんな所ね」


カドロ達賊三人を縄で縛り、俺達は腰を下ろした


三人は観念したようで、静かになっている


「リキリアの花より先に引き渡した方が良さそうですね」

俺は確認も込めてアネイルに話しかける


アネイルは、んーと考える様子を見せてから口を開く

「そうね…

でも、リキリアの花はここの近くにあると思うから、

彼等にはちょっとここで大人しくしてもらって探してくるのもアリかも知れないわ」


「彼らをこのままにしても大丈夫なのかな…?」

ここで放置していくのはそれはそれで危険な気もする


「リキリアの花はアネイルが居た方が探しやすいと思うし、私が見張ってようか?」

ルシュが提案する


ルシュが賊に視線を向けると、三人がビクっとする


なるほど、抑止力としては十分か


「じゃあ、少しの間だけ…

ルシュ、頼めるかな?」


俺の言葉にルシュは頷く


「ちょっとだけ待っててね、ルシュ」


俺とアネイルはルシュと賊の三人をその場に残し、山道を先に進んだ


-------------------------

俺とアネイルが山道を進み始めて程なくして


20メートル四方程度の空間に出てきた


「ここはかなり開けてますね」


俺の言葉に


「そうね、ここが丁度山道の中間付近、

見通しも良いから休憩に向いてる場所なの」

アネイルがそう返事する


ルシュを待たせているので今休憩する訳にはいかない


このまま通り過ぎようとする前に、今一度空間を見渡してみる


まばらに自生している植物の中に、こぶし大のオレンジ色の花が視界に入る


アネイルも俺と同じ方向を見る

「あのオレンジの花がリキリアの花よ」


俺達はリキリアの花に近付く

群生していて、依頼されていた3株は問題なく採取出来そうだ


「リキリアの花はこの山でしか育たないけれど、とても強い花だから暫くは枯れる事はないわよ」


「それなら町長さんに渡すまでは持ちそうですね」


そう言って俺達は無事リキリアの花を無事入手する事が出来た


-------------------------

「って事だから縄を解いてくれたらご馳走してやるよ」


「ん~だめ」


「…何やってるんだ?」


俺とアネイルがルシュ達の元へ戻って来ると、

カドロ達、賊と何か話していたルシュがこちらを見る


「花は見つかった?」

何事も無かったかのようにルシュが尋ねてくる


「ここに」

俺はリキリアの花を取りだしてルシュに見せる


「おお~」

ルシュが感嘆の声を挙げる


「じゃあ戻って彼等を引き渡しましょうか」


アネイルはそう言ってカドロ達を引っ張り、俺達は山道を降りた

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