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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第25-5話 ルッソ山道へ その2

「何だ!?」

俺達の前に飛び出した影


「魔獣、ではないみたいね」

影から声がする


夕日を背にしたその姿が次第にあらわになる


それは白い肌に金髪をした魔人の女性だった


「こんな所に旅人が来るなんて、珍しいね」

そう言って女性は構えていた剣を下に降ろす


身構えていた俺達も体勢を解く


「ルッソ山道近くの集落の方ですか?」

俺は女性に尋ねる


「うん、そうだよ。

ちょっと鍛錬がてら魔獣狩りをしていてね」

そう言いながら剣を鞘に納める魔人の女性


女性は前髪で片目が隠れていて、後ろ髪は結ばれている様だ


「俺達はクィノーレンの町長の依頼を受けてリキリアの花を採りに来たんです。

今日は集落で休ませてもらえたらなと思って」


俺は冒険者の登録証を彼女に見せて説明する

その言葉に女性は納得した様だ


「あー、町長さんの依頼だったのかあ、冒険者さんね、なるほど。

そうだね、もう日が暮れる頃だし…

私の家に来ると良いよ」


そう言ってから女性は俺の顔を覗き込んでくる


俺の顔を凝視する女性

一見クールそうに見えるが、瞳が丸く、綺麗と可愛いの中間くらいの印象を受ける

距離が近くて少しどぎまぎしてしまう



「もしかして人族?

珍しいね。

お嬢ちゃんは魔人かな、可愛いね」


女性は俺からルシュへ視線を移しニコっと笑う


いきなり思わぬ言葉を投げかけられてルシュは少し反応に困った様子だ


「ふふっ。

こんな所で立ち話もなんだし、付いてきて。

ちょっとだけ離れてるけど、暗くなる頃には着くと思うから」


そう言って女性は後ろに振り返る


俺達は女性の後を付いていく事にした

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