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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第25-2話 マーテンの外へ その2

今、俺とルシュは馬車に揺られている


この馬車はクィノーレン行きの便の様なものであり、

賃金を支払う事で乗せてもらえる


基本的に冒険者が別の街に移動する際に使用する移動手段はこの馬車になる


近場なら歩いて行く事も可能だが、一日以上荷物を背負って歩き続けるのは中々骨が折れる

そういう事で、馬車を利用する事になったのだが…


馬車に乗るには他にも隊商に同行すると言う手もある

その場合は賃金を払う必要はなく、場合によっては警護代を貰える場合もある

しかし、これはある程度実力を伴った冒険者が用心棒として付いていく場合に限る


まだそこまでの実績がない事、また賃金を支払っての移動の方が速いので

こちらを選択した



賃金は一人頭15ラント

決して安いとは言えない


それでもここ暫く働きづめで資金にある程度余裕があった事

今回の依頼の報酬が150ラントであった事からも、こうして奮発した



馬車の中に腰掛け、周囲を見渡す

中には俺達の他にコボルトが2人、インプが1人、オークが1人、魔人と思わしき人物が1人


彼ら乗客に冒険者らしい身なりの者は存在しない


何名かは連れ同士らしく、雑談をしているのが聞こえてくる



俺とルシュは馬車の後方に位置し、外の風景を眺めている

今日は気持ちの良い晴れで、とても景色が良い

既にマーテンは視界の端へと消えていこうとしている



クィノーレンへ付くのは夜になるらしい

今日一日は馬車に揺られる事になりそうだ


-----------------------


太陽がそろそろ傾きかけている


これまで馬車街道をまっすぐ走ってきたが、

魔獣に出会うようなアクシデントは特になく、

まさに順調と言う道程だった



最初は景色を眺め続けていたルシュは今俺にもたれかかって眠っている

かくいう俺も眠たい



他の乗客達も眠っている者が多い

依頼に備えて、俺も出来るだけ体力を使わないように休むとしようか


こうして日が落ちた頃、無事にクィノーレンへと到着した

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