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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第25話 マーテンの外へ

「マーテンの外の依頼ですか」


モアさんが意外そうな表情をする


「うん、でも遠すぎないくらいの場所がいい」

ルシュが注文を付ける



「ちょっと探してみますね…」

モアさんが書類に目を通していく


手持無沙汰な俺は周囲を見渡す


ギルドの中はこれから依頼に出かけようと言う冒険者達が多い


最近は討伐依頼が多いので、ギルドも活気づいている

壁にもたれかかっている青髪で浅黒い肌の魔人の冒険者バルドーが目を引く


相変わらず只者ではない空気を醸し出している



目線をカウンターに戻す


モアさんは書類を次から次へと取り出していて、

ルシュは身を乗り出しそれを興味深そうに眺めている


そうこうしている内に、

モアさんは一つの用紙を手に取り、こちらに提示してきた


「南の街クィノーレンでの依頼になりますね。

リキリアの花を持ってきてほしいとの事です」


「クィノーレン…マーテンから南に1日くらいの場所の街ですよね。

リキリアの花とは…?」

俺の質問にモアさんは少し考えるそぶりを見せる


「夜になると白く光る綺麗なお花ですね。

観賞用として人気がありますね」


「なるほど…」


「詳しくは依頼者に確認…となっていますね。

難度はそこまで高くない依頼ですが、受けられますか?」


「ルシュ、どうする?」

俺はルシュの方を見る


「受けたい、クィノーレンに行ってみたい」

ルシュの言葉に俺は頷く


「分かった。

モアさん、その依頼受けます」


俺の言葉にモアさんは頷き、1枚の用紙を差し出してくる

「依頼主はクィノーレンの町長さんです、この用紙を渡して下さい。

初めての遠征ですね、頑張ってください!」


かくして笑顔のモアさんに見送られた俺達は、ギルドを後に出発した。

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