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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第23-10話 ルシュ、頑張る!!!!!!!!!

荒れ地の中にある小高い丘陵地帯、

ツィエンの丘を前に私とチティルは佇む


「さて、周囲には魔獣の姿はないね…

いつ出てくるか分からないから、出来るだけ早くサキスの種を見つけたいね」


「うん」

チティルの言葉に私は頷く


サキスの種は見つかるだろうか


サキスの種が採れるサキスの草については

マーテンの薬屋で絵を見せて貰って把握している


視界の中には所々に草木がある

その中にサキスの草があれば良いんだけど…


「それじゃあ、手分けしよっか」

チティルと私はそれぞれ別の草木を調べる事にした


……


丘を徐々に登りながら草木を調べていく

色んな形状の草花があるけど、サキスの種は見当たらない


私が何か所か目になる草木を調べ終えた時、チティルが傍に飛んできた


「見つかった?」

私はチティルに尋ねた


「ううん、この様子だとルシュちゃんもまだみたいだね」

チティルが答える


「でもまだまだ探し始めたばかりだからこれか…」

チティルがそこまで言いかけてから私の後ろを見る


直後、私も左後方からの気配に感づく


ガシガシといった音が聞こえる

何か大きな物が近づいてくる



それはかなりの速さで移動し、私達の前に現れた

その姿は、6本の大きな足で這いまわるように動く巨大な獣だった


「ロドン…出会いたくないのが来ちゃったね…」

チティルが呟く



ロドンと呼ばれた獣の顔には目がなく、大きな口だけが付いている

茶色い体毛に覆われていて、ラズボードよりも大きい

そして、その脚には甲殻の様に節が付いていて、とても頑丈そうだ



「せいっ!」

チティルが先制攻撃とばかりに風の刃を飛ばす



風切り音と共にロドンの頭に小さな跡を残す

出血はしていない



「やっぱりアタシの魔法じゃ効果が薄い…

レゾルかムーグが居てくれたら…」


ロドンはチティルに注意が向いている


今にも動き出しそうなロドンに向けて私は身構える


チティルが羽ばたき、私から少し距離を取り浮かび上がる

「ルシュちゃん、ロドンを倒すのはちょっと厳しいから、

ここは逃げよ!

アタシが引き付けるからそのうちに!」


そう言い終わらない内にロドンが前足をチティルに振り下ろす


すんでの所でチティルがそれを回避する


「さあ、ルシュちゃん、早く!」


ロドンがチティルに再び襲いかかる


私は駆けだした

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