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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第23-3話 ルシュ、頑張る!!

「テール熱の薬用にサキスの種と、リチーの粉末ねぇ…」


店主のインプがカウンターの隣にある棚を暫く調べる


「悪いね、どっちも無いねえ…」

棚を探りながら店主が答える


-------------------------

「3軒目も無かった…」

つい口をついて出る


最初は駆け足でピウリの店を飛び出したが、早くも力が抜けてきた


……


(はい、これに簡単だけど薬屋の場所と名前を書いておいたよー

材料が見つかったら持っておいで、フリドー君が調合してくれるから)


(もってきてくださいッス)


……


ピウリ達とのやりとりを思い出す


教えてくれた店は後3軒


ここまで無いと見つからないかも知れない

足取りが重くなる


ここまで巡った薬屋は街の東側

残りの店舗は街の西側にある


マーテンの東西を横断する大通りに出る

小道を行くよりは大通りを使った方が早いし迷わずに済む



テール熱はゆっくり休んでいれば良いとピウリは言っていた

ヨウヘイも同じ事を言っていた

最悪薬が見つからなくても大丈夫かも知れない



でも…



ここまでずっと走り通しだった事もあり、少し疲れてきている


走るのをやめ、大通りの脇を歩いていく


暫く歩き続けると、視界に目的の建物が見えてくる



………


4軒目にもテール熱の薬はもちろん、他の材料も見つからなかった



「ここにも無い…」

太陽の位置が高くなり、既に午後になろうとしている

思った以上に時間もかかっている


もたもたしていられない

兎に角、他の店にも行かないと


大通りを更に西に歩き出そうとすると


「あれ、ルシュちゃん?」

と声を掛けらた


「?」

振り返ると、そこには金髪のハーピィの姿があった


「チティル…!」


「やっぱりルシュちゃんじゃない、どしたの?

浮かない顔して」

ハーピィのチティルが話しかけてきた

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