表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
108/290

第21-3話 洞窟探検

俺達は洞窟の奥へ慎重に進む



先頭はアロンとエルカン

その後ろに俺が付き

その更に後ろにはセリーディとルシュ

最後尾にはセド



アロンが前方を警戒し、後方から魔獣に襲われてもセドが迎えうつ

セリーディを守るように隊列を組んでいて、

俺とルシュがその並びの中に入っている



セリーディの呼び出した明かりは洞窟の奥まで照らしているので、

視界に不便することはない


ルシュはこの明かりを興味深そうに見つめている


「これ、精霊魔法?」

ルシュがセリーディに問いかける


「そうだよ、光の精霊の力を借りているんだ」

セリーディはルシュの方を見ながら答える


「セリーディの精霊魔法には助けられてるからね」

アロンが周囲を調べながら話す


喋りながらでも周辺の警戒を怠っていない所は

彼も熟練した冒険者であると思わせる



「魔法かっこいい…」

ルシュが羨望の眼差しでセリーディを見つめている…様に見える

以前魔力を調べた時に素質がある事が分かっているからか、

ルシュは魔法に対して強い興味があるようだ



「ルシュにもきっとそのうち魔法が使えるようになるよ」

セリーディの言葉にルシュも頷く



そんな調子で洞窟を奥へ進む

途中で道が分かれている場所が何か所かあったが、

基本的に一番広い道を選んでいく

壁に傷を付けたり、石を並べる事で目印を残しながら進む



一時間以上は進んだだろうか、洞窟の様子が少し変わる


「これは…」

アロンが壁際に移動し、その場にしゃがみこむ


俺達はアロンの様子をその場から眺める

何かを調べている様だ


暫くしてからアロンがこちらに戻って来る

「どうした?アロン」


エルカンの言葉にアロンが口を開く

「この辺りからは何者かの手が入った、人工的な洞窟になっていると思う」


「人工的?」

俺が聞き返す


「洞窟そのものの形もそうだけど、壁も掘られたような跡がある。

ただ、崩れたような跡もあるから、相当昔に掘られたんだろうね」


アロンが見解を述べる


「確かに…」


言われてみれば

これまでは穴の大きさがまちまちに広がっていたが、

ここから奥は幅が10メートル程度の半円がずっと続いている様子だった

人工的な洞窟、どうしてこんなところに?


俺が考えていると


「魔力を感じる、注意して」

唐突にセリーディが口を開く


その言葉の後、俺達の前に幾つかの影が立ちはだかった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ