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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第21-2話 再会 その2

「この辺りに…

あった」


アロンが俺達を先導する



ここはマーテンを南に抜け

街道の途中から西に行った先にある丘陵地帯


アロンが途中で何度も地図を確認しながら俺達を引き連れ

この場所まで来た



「こんな所に洞窟とはな」


「うむ」

エルカンの言葉にセドが同意する



アロン達が引き受けた依頼は、最近発見された洞窟の調査

発見したのは近場に住む猟師で、これまでこんな穴は無かったそうだ

何かの拍子で出てきたらしく、中に何があるか分からないので調べて欲しいとの事


こういった探索の依頼はそれなりに実績のある冒険者でなければ難しいので、

アロンの率いるパーティーに話が回ってきたそうだ



「セリーディ、

何か魔力は感じるかい?」

アロンがセリーディに話しかける


セリーディはじっと洞窟の奥を見つめ


「ううん、特には感じない」

と言った


その言葉を聞き、アロンが俺達の方を向いて話す

「よし、入り口付近に特殊な魔獣なんかは居ないみたいだ」


そういって俺達は準備を整える


俺はクラブを、ルシュには鋼のメイスを渡す

アロンは両手が自由な状態で、道具を腰のポーチに入れた状態で

エルカンは片手サイズの鉄のメイスを、セドはショートソードを持つ


エルカンは身長ほどある大きな斧、セドも巨大な剣を持っていたはずだ

「あれ、エルカンとセドは前の時の武器は使わないのか?」

俺は二人に尋ねる


「こういう狭い場所であんな長物な振り回せないだろ?」

エルカンが返事をする


「なるほど、確かに」

大きければ良い訳ではないと言う事か



そうこうしている間に、杖を持ってじっとしていたセリーディに動きがある


彼女の持つ杖の先から小さな光の玉が出現する


その光の玉は常に彼女の杖の先に位置するように浮かび、洞窟を奥まで照らし出す


洞窟は幅が5~10メートルほどの幅があり、最低限の幅は確保されている様だ

所々崩れた様な跡があるが、比較的半円を保った状態で奥まで続いている


「ここが発見されたのはつい最近だ。

まだ誰も立ち入っては居ないと思う。

その分、魔獣やアンデッド、罠なんかもあるかも知れない。

注意して進もう」



アロンの言葉に俺達は頷き、洞窟の中に足を踏み入れた

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