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異世界で俺が棍棒を使って無双する話  作者: くるっくる
第2章 棍棒の冒険者
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第20-3話 マーテンでの休日 その3

ルシュと少し早い昼食をとった後、俺達は特に目的なく街を巡る


マーテンで生活し始めてからこうやってゆっくり街を巡る機会は殆ど無かった


いつもならギルド、仕事へ行くための道となっていた街中をこうやって周ってみると、

これまでとは違った印象がある


大通りは装備を整えた冒険者、住民、行商、色々な人が行き来している

大通りから外れ路地に入ると、そこは住民達の生活の場である事が分かる


道端を駆ける子供や、洗濯物を干している住民、井戸端会議を行っている住民など

ここに住む人たちの生活が身近に感じられる



ルシュも俺と同じように周囲の様子を眺めながら歩いている


マーテンの東西に伸びる大通りを通り、俺達は西に移動した

そしてたどり着いた一軒の店に入る


「いらっしゃいー

あっ、ヨウヘイとルシュじゃんー」

店主であるゴブリンの女の子が俺達に挨拶する


俺とルシュは特に示し合わせた訳でも無くピウリの店に向かっていた



「こんにちは」

俺達はピウリに挨拶する



普段から日用品の買い付けで世話になる事も多かったが、

今日は何となく訪れた感じだ


「いらっしゃいッス」

商品を補充している最中である

褐色の肌のオーガの定員、フリドーも挨拶してくる


「フリドーもこんにちは」

ルシュがフリドーに挨拶する


店内には俺達以外の客は居ない


「今日は仕事はお休み?」

ピウリが俺達に話しかけてくる、服装で察したのだろう


「ああ、二人でマーテンを周ってる最中なんだ。

今までこうやってゆっくり街を周った事は無かったからね」


俺の言葉にピウリは納得したようだ

「そうなんだねー。

なるほどー」


ここで俺達は持ち歩くのに邪魔にならない程度に減っていた傷薬を補充がてら購入し

暫くピウリ達と世間話をした



「じゃあそろそろ行こうかな、

ルシュ、良いかな?」

俺の言葉でフリドーの様子を眺めていたルシュが俺の傍に来る


「まいどありー。

そうだ、街を周るなら大通りの南にある広場は立ち寄ってみると良いかもねー。

街の南西側はちょっとだけガラが悪いから注意してねー」


店から出る前にピウリが声を掛けてくる


「分かった、ありがとう、ピウリ」


俺とルシュはピウリの店を後にして街の散策に戻った

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