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鬼哭  作者: ツヨシ
7/53

7

「こいつ、誰?」


「いや、それはなんとも……」


「あんたまさか飛ぶ時に、いっしょに引き連れて来たんじゃないでしょうね」


「そのまさかなんだが」


「なにやってんのよ、このバカ!」


「……申し訳ない」


飛燕も若いが、それでも紫苑よりは年上だと思える。


が、飛燕は紫苑に完全に押されていた。


「で、こいつ、どうすんの?」


「紫苑も知っている通り“あれ”を倒さないと結界は消えない。おまけに結界の中から外には飛べない。あれを倒すまでは、この人もここから出ることが出来ない。だからこの人は私が守る」


「当然でしょ。善良にして人畜無害な一般ピープルを巻き込んじゃったんだから。ちゃんと最後まで守りなさいよ。私は知らないわよ。この人がどうなろうと」


「わかってるさ」


「あのう」


ここにきて清武は、ようやく声を発することが出来た。


「なによ」


「ええと、いろいろと聞きたいことがあるんですが」


「そりゃそうでしょうね。いいわ。答えてあげるから、何でも聞きなさい。ただしスリーサイズは教えないわよ」


「……」


清武はあれやこれやと質問し、それには全て紫苑が答えた。


まずこの地は、鳴狐と言う地図にはない場所であること。


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