主要登場人物紹介 (※ネタばれ少し有り)
2014年8月30日、作者のラフ書きの画像、追加。イラストの試験運用。下手でごめんなさい。イラストは、ページの最後の方に追加致しました。
2014年、設定を少し変更。ごめんなさい。
―――『藍猫古書堂』主要登場人物―――
・『現代人』
◇八日町 鈴子
地元で開催された肝試しの最中、神隠しにあった、ごく普通の女子高生。
容姿も平凡なら中身も平凡。身体能力も平凡の域を出ない箱庭高校一年生。
ポニーテールが良く似合う。
おばあちゃん大好き。
霊感なんてなかった。
文化系所属で体力なかった現代人。
神隠しにあってから、よく事件にかち合う模様。
明正世界に来た当時は、身長158㎝ほど。体重52キロg。
備考:花魁の幽霊からは、「わっちの間夫(恋人)が亡くなる未来を変えて」と願いを託される。
神隠しにあい、明正世界へ落ちてきた異世界人。客人と呼ばれる。 手鞠を持った子供、柚葉からは、「血塗れ兎というモノを探せ、それが帰還の鍵だ」と道を示され、手探りで帰る道を探すようだ。
鈴子「私をここに呼んだのが何だか知らないけれど、託されたからにはやるしかないじゃない」
・『藍猫堂』
帝都・東京の“かみほ町”にある道楽本屋。
◇紫楽
道楽本屋『藍猫古書堂』店長。
本名不詳。年齢不詳。経歴不明――と三拍子揃った謎の青年。
二十歳は超えているハズなのだが、それも定かではないらしい。
外見からして浮世離れしている美形の優男。
自由気ままな猫みたいな男。和服を好む。
藍色の髪と憂いをおびた優しいタレ目が印象的。
身長178㎝。体重:不明。
職業:古書道店長。作家。株式会社“風由”社長。その他、副収入多数。
紫楽「僕は面白ければそれでいい。楽しければそれでいいんだよ。多分ね?」
◇桜花
『藍猫古書堂』唯一の従業員。身長140㎝。体重35㎏。
どうみても十歳前後にしか見えない真面目少年。曰く、「我、働ける歳」
まだ子供なのに苦労人。成長しても多分、ずっと苦労人。どこにいっても多分、苦労人。
有能過ぎて過労死の心配をしている成長期のショタっこ少年。
出身は清国(中国)。鬼の半妖。
好物:紫楽の手料理。懐かしの味の飴。オムライス。オムレツ。プリン。
嫌いなモノ:牛乳。
桜花「うだうだ悩むくらいなら、自分の頭で考えて動け。我の仕事を増やさないでください。うっとうしい」
・『考雲堂』
日本橋近くにある一軒家を改造した様な、こじんまりとした骨董店。
◇有斎
骨董品店『考雲堂』店主。
立派な白ひげを蓄えた歴戦のナイスシルバー。
初老の食えない爺さん。
口癖は「ふぉっふぉっふぉ」
風由組の相談役的地位についているようだ。
足が悪いのか、杖をついている。
有斎「小生は老いた老骨。ただ、此の先を未来を担う子供らの行く末を見守ることが、なによりの楽しみですわい。ふぉっふぉっふぉ」
・甘味屋『桜と橘』
最近、帝都・東京で人気の甘味屋。
眼帯をした双子の店主が営業中。女性に大人気。
◇左近 (さこん)
甘味屋主人の片割れ。
隻眼双子の兄。外見年齢19ほど。
本名、志木左近。
右目がない。
桜の柄の前掛けをしている方。
平時は寡黙でぶっきらぼうな男。
弟ともども、女性に優しくと育てられている。
苦手:甘味類以外の料理の腕は壊滅的。接客も得手というわけではない。
別名:左近の桜
左近「仕事が終わってからなら、話ぐらいは聞く。茶でも出そう」
◇右近
甘味屋主人の片割れ。
隻眼双子の弟。兄同様、外見年齢19ほど。
本名、志木右近。
左目がない。
橘の柄の前掛けをしている方。
平時から人当たりが良い。
語尾に「~っス」が口癖。
別名:右近の橘
右近「お嬢さん、宜しければ。おれっちとどこか気の晴れる場所にでも行きませんかっス」
・通称『公務員組』
◇果敢
政府官僚。男装の麗人。
クーデレ、ツンデレの素質を持つ女。外見年齢17歳ほど。
プライド高く、偉そう。
果敢「了解。任務を遂行するわ。べ、別にあんたのためじゃないんだからねっ」
◇三佐 (さんざ)
憲兵と書いてケイサツと読むお仕事に就職中の色黒少年剣士。
面倒見がいい様子。よく果敢に振り回されているようだ。
外見年齢十代前半。
黒髪のツンツン頭と八重歯が特徴的。
三佐「やれやれだぜ。ホンット、果敢姉ちゃんの我が儘には困ったもんだ。な? おまえもそう思わねえか?」
・『薬師院病院』
合法な施術から裏のブラックな施術までなんでもこなします、薬師院病院。
ただし、裏の仕事を吹聴しようとした人は、この世にもう存在するとか、しないとか。
◇藍杜松
本名、薬師院 藍杜松。(やくしいん あいねず)
腕利きの薬師。専門は漢方などの内科治療。
だが、人体のツクリにも精通していて、妻の手伝いで外科も手掛けることもしばしば。
物腰丁寧。長髪の優男。その実、男らしい。一児の父。
藍杜松「こんにちは。こちらの可愛らしいお嬢さんは、新しい実験材料ですか?」
◇楓李
本名、薬師院 楓李。
看護婦を装ってはいるが、実は凄腕の医者。
夫の陰に隠れて暗躍しがち。「女だから」と馬鹿にして見下す男たちになんて負けないっ。夫婦で救った患者は数知れず。
紫楽に何か恩があるらしく、彼に夫婦そろって頭が上がらない様子。
優しげな良妻賢母。
いつもにこにこ笑顔な一児の母。
楓李「うふふ~♪ 可愛い女の子は大好きよ」
・四十九院家
◇四十九院 銀 (ツルシイン シロガネ)
四十九院家二十四代目当主。政治家。
雅を好み、実家が大金持ちなのをいいことに自堕落な生活を送るダメな人。ただし、本気出すとすごい。
ものぐさ。ヒトを顎で使うような気質。
武士の家系の長男らしく、とても強い。
よくソファアに寝そべって本を読んだり、酒を飲んだりしている姿が見受けられる。
常に眠そうで、眠っていられるなら、三日でも一週間でも一か月でも、ずっと眠り続けている残念美形。この世のものとは思えない絶世の美男子。
鬼才。銀狼の異名を持つ。
銀「んあ? ああ、仕事はもうねえな。嬢ちゃん、もう帰れ。それとも、俺様の抱き枕になるか?………冗談だ。気ぃつけて帰りな。じゃあ、お休み……zzz」
好物:甘味全般。
嫌いなモノ:漬物
以上、基本的なお人たち。
どうぞよろしくお願いいたします。
左から鈴子、桜花、紫楽。
藍猫古書堂の前で、鈴子に促されて、桜花は文句言いながら、紫楽は寝起きのままで集合写真を撮った、というような設定の図。鉛筆書きでごめんなさい。
次から本編、どうぞ。