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 それから俺は五時間ほどぶっ通しで小説を書きまくった。

「十時……」

 時計をみると、もう22時である。

 さすがに頭が空っぽになった。

 俺は一段落して、書き終えた小説たちを保存する――今日だけで五話は書いた。ふつうどれくらいのペースで小説が書かれるものなのかはよくわからないが、俺にしてはめちゃくちゃ頑張った方だった。

 そして、

「ついに、か……」

 俺は、ついに小説を投稿する。

 小説を投稿するためにはアカウントを取る必要があるのだが、思いのほか簡単に取れた。

 俺は初めて書いた小説を投稿するために、『投稿』というボタンを押した。

 投稿画面に飛ぶ。

 そこにはいろいろな項目があった。投稿するためにはこれらの情報を入力していく必要があるらしい。

 俺はそれらを順々に埋めていく。

「ええっと」

 これであっているのかと不安になりながらチェックをつけていく――

 小説の種別は、連載小説。

 年齢制限は、なし。

 二次創作では、ない。

「んで、あらすじ? あらすじかぁ」

 そういえば俺の読んでいたお気に入りの小説も、あらすじがよかったから読もうと思ったんだよな。

 そうか。あらすじも考えなくちゃいけないのか。

 どんなあらすじにしよう――まあ適当な感じでいいだろ。よく商業の小説の裏面に書かれているような、あんな感じを真似ればいいか。

 俺はあらすじを入力した。

「んで……」

 小説タイトルを決めて。

 サブタイトルを決めて。

 ジャンルにはファンタジーを。

 キーワードには異世界・チート・ハーレムあたりを。

 まえがきには初投稿という注釈を。

「よし」

 必要な項目をすべて埋めた。

 俺の小説――題して『男子高校生が異世界に行ってみたらこうなった』が出来上がった。

 そして、『投稿[実行]』というボタンを押す。

 画面に映る――投稿完了のページ。

挿絵(By みてみん)

 投稿完了しました。

 反映に時間がかかることがあります。

 赤色の二文が表示されていた。

 初めて見るその投稿完了ページに、俺はただ感動した。

「おぉぉぉぉ……っ! これで俺もなろう作家かぁ……っ!」

 全身が震える。

 俺は新たな一歩を踏み出したのだ。

 俺は、しばらく投稿完了ページを眺めていた。とくに意味はないのだけど、もうすこしだけこの余韻に浸っていたい気分だった。

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