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空想図書

星に願いを

作者: 空想家


 ある夜のことです。

 その日、どうにも寝つきの悪かった私はベランダへ出て、星を眺めていました。


 普段、星を眺める習慣なんてありません。

 だからでしょうか。久々に見る夜空はどこか新鮮に映ります。

 都会の空からは星が見えづらいのだとよく言うけれど、私の目には沢山の星々が輝いて見えました。


 それから暫くの間。

 私は静かに星を見続けました。

 やがて肌寒くなり、そろそろ屋内に入ろうと立ち上がった時、視界の端をそれが横切ったのです。


「流れ星だ......」


 夜空に一瞬の軌跡を描く光芒は、消えては現れ、また消えては現れます。


「そうだ、願い事」


 流れ星に願い事をすると、その願いは叶う。


 いつか聞いた嘘みたいな話。

 きっと迷信なのだろうけど、ロマンがあっていい話だとも思います。


 そうして。

 私は、流れ星に願い事をしました。


「どうか、明日学校に隕石が降って休校になりますように」

 

 その願いが叶ったかどうかは、また別の話です。




「明日、学校に隕石でも降ってきて休みにならないかな」


子供の頃、よくそう考えました。

きっと明日に何か嫌なことがあったのでしょう。

実際に降ってきたら大変なことになりますが、願うだけなら何でもありですね。

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― 新着の感想 ―
[一言] あはは! 最後、いいですね! 笑いました!
2014/07/04 12:56 退会済み
管理
[良い点] 願い事のスケールが大き過ぎる所。 [一言] 確かに、自分も休校を願ったことあるけど、 隕石落下による休校は願った事ないです。 斬新な願い事ですねww
2013/10/27 22:08 退会済み
管理
[良い点] おもしろかったですw [一言] ネタ、なのか……? 確かに私も願ったことありますねw休校w
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