~7話~
あれから1週間が経ち、学校生活にも慣れてきた頃だ。
そして新1年生が楽しみにしていただろう、部活動紹介の授業が今日、5,6時間目に行われる。
今はまだ昼休みの昼食タイムである。
雅達は食堂で弁当を広げて、御飯を食べていた。
あちこちから「おぉ~ッ!!早くサッカー部入りて~ッ!!」や「絶対ダンス部入ろッ!!」
などの声が聞こえた。
有「そういやぁ、ココってサッカー、テニス、バスケ、ハンドボール、野球、ダンス、書道、茶道、華道、軽音、合唱、ESSが有名なんだっけ?」
雅「結構あるんだな。有太は何に入るんだ?」
有「俺はサッカー部。小学生の頃からやってんだ。」
雅「そうか。俺はバスケ部に入るつもりだ。りっこは…テニス部か?」
律「うん!!よく分かったね!!流石、私の幼馴染み!!」
有「へぇ~ッ!!りっこ、テニス部なんだ。運動部って柄じゃないなぁ。だとしたら、中学からやってたのか?」
律「酷ッ!!私は中学の頃から運動部です!!シングルス、ダブルス、両方とも強いよ~ッ?!」
雅「まぁ、確かに強かったな。」
有「勝負したんだ。どうだった?同点?引き分け?」
雅はフッと笑い、
雅「どっちも同じだろ。でもまぁ、確かにそうだったな。」
有「へぇ~ッ!?」
昼休みが終わり、部活動紹介の為、新1年生は講堂に向かった。
勿論、2,3年生はそれぞれの部活のスタンバイの為、既に講堂の舞台裏に入っていた。
だが、全員が出るわけでも無く、1/4だけが舞台裏に入り、残りの人達は、講堂の椅子に座っていた。
新1年生らは席に座り、始まるのを待っていた。
勿論、3人も座ってる。
生徒会長「新1年生の皆さん、こんにちは。
生徒会会長の福井蓮です。
これから部活動紹介をしたいと思います。
そして、明日は部活動体験入部の日なので、今日の部活動紹介で気に入った、或いは、気になる部活を体験してみて下さい。
それでは、部活動紹介を始めます。
はじめはサッカー部からです。どうぞ。」
手を広げながら舞台裏に隠れ、サッカー部員を促す会長。
サッカー部員達が現れ、部長が活動日と活動内容を伝える。
そして、部長以外の部員達はリフティングやドリブル、シュート決めていた。
その他の部も、活動日や活動内容を伝え、自分達の部活を 紹介していった。
5,6時間目終了
会長「これにて、部活動紹介を終わらせて頂きます。明日の部活動体験入部を楽しみにしてください。」
そうして、2時間に渡る、部活動紹介がチャイムと共に終わりを告げた。