進路
『龍弥。俺、美容師になるわ』
「え!?急にどうしたの!?藍生ってそんなタイプだっけ!?」
お決まりのスマホゲームをやりながら、昨日決まりたてほやほやの夢を伝えたらわざわざ顔を上げてびっくりする龍弥。
『うん。俺モテたい。』
「ギャハハ。藍生だったわ。」
「美容師なったら髪の毛切ってくれよな」
『任せろよ。カリスマ美容師なるから』
もうすぐ夏休み。変わらずに暑い空を見上げながら、なるべきものが決まった達成感で感じていたもやもやが飛んだ気がした。
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『さて。美容師になるって決めたはいいものの、、、』
あれから怒涛だった。母親に美容の専門学校に行きたいことを伝えた。
「そっか。藍生が決めたならいいと思う。でも専門学校のオープンキャンパスにはお母さんも一緒に行きたいかな。美容師って仕事がどんな仕事なのか、お母さんまだイマイチわかっていないし、専門学校がどんなところかもわからないしね。」
そう言われてから、一応何個か専門学校の資料を取り寄せてみた、、、ものの、、、
『違い、イマイチわかんねぇ〜どこも楽しそうだし、、、てか俺こんなのできるようになるのか??』
なんか適当に、、、3つくらい回るか、、、とりあえず有名そうなところ、、有名とかすらよくわかんないから規模でかいところに行っておけば、、、いっか。
『あ、今ってオープンキャンパスの申し込みネットでできんの!?』
なんか、、、調べれば調べるほど華やかな世界だな、、、まあでもこれ以外にピンときた仕事とかねぇし、、、
『ま、いっか。一旦行ってから考えよっと』




