表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺と私の世界線  作者: 斉藤 自由
見知らぬ町
7/7

7

さぁ、自己紹介も終わり俺は部屋に案内される。


「莉人の部屋はここだよ」


俺達は、二階に上がり突き当たりの部屋に案内された。


やはり内装は多少違う。

前は、シンプルに何の飾り気もない普通の部屋だったが、こっちの俺は筋トレが趣味なのかそれらしき器具が整えられていた。


「凄いでしょ?毎日欠かさなかったんだから」


まぁ、俺の事だが確かに感心する。

なるほど、育ってきた環境が違うと多少変わるものなんだな…

たけど、なんで筋トレなんだ。

何か部活をしていて筋トレをしていた?

うーん、知りたい俺の過去が知りたい…


「少し一人になってもいい?」


「わかった、いつでも呼んでいいからね」


葵さんは何も言わずそっとしておいてくれる。

気遣わせて悪いと思うが一人になりたいって思う時もあるだろう。


俺は、この部屋を調べる事にした。


先ず関係性がわかるような物があれば直ぐに見つけたいが…


うーん、アルバム以外ないかもな…


取り敢えず中学アルバムを見てみる事にした。

意外と前の知り合いいるかもしれないしな。


俺は…3年2組だったか。

ここは、一緒だな。

アルバムでクラスメイトを見てみるが全く見知った顔がなかった。

山元の苗字があったが女の子だったので別人と考えてもいいだろう。

俺は、特に目立った事はしてなさそうだったので取り敢えずはアルバムをしまい、特にする事もないのでリビングへと向かう。


「あ、お腹すいた?」


「いや、特には…」


何でお腹すいたと思ったんだろ?

まぁ、駅から徒歩だったからか夕飯の支度をしようとしてたので皆と食べましょうと伝えた。

まぁ、あれだよね、気を使ってるって思われたのかもね。


「そろそろ母さん達帰ってくるって」


と麗花さんは言った。

この世界の親か…

里親らしいがここまで(わからないが)育ててくれた親御さんだ。

感謝しかないと俺は思うし、それに純粋にどんな人なのかが気になる。


そして…


ガチャッと玄関のドアが開く音がした。

俺は親御さん達が帰って来たのを察しリビングのドアの前でスタンバっていた。


すると、玄関からドタドタと何やら慌ただしい足音がしてきたので困惑したのも束の間。


「莉人ぉぉ!」


と黒髪短髪の少しがっちりした男性が俺をみるや否や涙を流し抱きついてきた。

え、ちょっ…い 痛い…


「莉人ぉ!良く無事でいてくれた!俺は…俺はぁぁ!」


いや、マジで痛いんですけど…

どんだけ力があるんだ。

いや、葵さん!皆!なんでそんな慣れてそうなの!?

もしかして、良くあること!?

そこで、俺は気付いた。


あ、だから筋トレ…


と苦しみに耐えていたら後ろから静ながらも強い怒気がはらんでる女性の声が聞こえた。


「お父さん?」


「はっ!すまん、莉人。病み上がりだったな」


「いや、あはは」


いや、病み上がりとか関係無く止めて欲しいです。

俺は、少し乱れた洋服を直し、両親と思われる人に向き直り、自己紹介の雰囲気を感じとったのか男性から挨拶をしてくる。


「莉人…記憶を無くしちまってるのは仕方ないと思ってる。」


「だから、色んな事を感じて欲しいと思ってる、これからも宜しくな。」


と父親と思われる男性は右手を差し出してきたので俺もそれに応じ握手をする。

父親っていうのが理解できないが、とても悪いモノではないと思った。


そして、今度は女性が自己紹介をする。


「お父さん、名前を言うのが忘れてるわよ」


「すみませんね、こっちは家の主人の古賀こが 雄一ゆういち、私は妻の古賀こが 楓実はやみ宜しくね」


そう、黒髪のセミロングの女性はおっとりしてそうな女性だったが、俺と目があい女性は何か感極まった様で瞳を潤わせながら俺の頭を胸に抱える様に抱き締めてきた。


いや、何で!?

ちょっと、抱き締められる事によって膨らみに埋まり息が苦しいんですけど…

俺は、少しドキドキしてしまった事に罪悪感が出てきた所で女性は優しい声色で俺に囁く。


「莉人さんに何があっても私達はあなたの一番の味方だからね…」


あぁ、母親もこんな感じなんだろうか?

なんだかわからないが少し心地好い。

だが、俺はこの世界の俺ではなく、違う俺だ。

前の記憶が戻るかはわからないがどっちにしろ偽物で…

だからこそ、前の俺の罪滅ぼし、では無いが…

少なくとも周りにいる人が不幸にならないようにしようと、そう、思った。


どもども作者です。


どもども作者です。


どもども作者です。


大事な事なので3回言いました。


さて、ここでは少し雑談をしようかなと思っています。


いや、(;-ω-)ノ待てわかる。


本編とは関係ないので次に行こうとしている人よ待ってくれ。


まぁ、少し見ていって下さいよ。


さてさて何を話そうか…


「てか、早く話しを進めてくれないですか?」


おっと、これは失礼。


「えーっと、急に出て来てびっくりしてると思いますが…」


はい、と言うことでゲストの古賀 莉人さんですー。


「いや、軽くないですか?」


いや、良いんですよ、主人公ですし、これからも嫌と言うほど出て貰いますし?


「はぁ…」


あ、これからは作中に登場するキャラがこの様に出てきますので質問等があればそのキャラに答えさせますので宜しくお願いしますー


「いや、何しめようとして…」


質問は僭越ながらこの作者が選ばせて貰います。

お名前を出してもいいよーっと言う方はぜひ質問して頂ければなと思います。


「いや、第1回目でゲストの扱い酷くないですか!?」


あ、それなりのキャラ崩壊はありますのでご注意を、そして、本編とは関係無いので飛ばして頂いても構いません。

ほんの雑談と捉えて頂ければな幸いです。


「いや、そもそもここまで見てくれてるかどうかだけど…」


あとがきが本編より長いとあれなのでここらで終わりにしたいと思います。


「やっぱり、終わっちゃうんだ」


せーっの


皆さん!またの機会に!


「いや、打ち合わせしとけ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ