表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

絶対温度310

作者: 黒崎揄憂

真夏日

猛暑

酷暑


日本語では多くの言葉で暑さを表している



黒くて固いアスファルトが照り返す

白くてつめたいソフトクリームは融ける


人々は暑いと認識する



救急車のサイレンが聞こえる

誰かが熱中症で運ばれた

かもしれない



そんな暑さを体表でうけとめて

町行く人は今日も歩く


摂氏37度

絶対温度310ケルビン


人の体温とおなじ気温を

町行く人は今日も受け止める


もはや蚊さえいなくなった


誰が願った?

私が願った?


誰が願ったわけでもない暑さを

誰が願ったわけでもない気温を

誰が願ったわけでもない日射しを

人々は受け止めることしかできない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ