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オマエと俺 アナタと私    作者: 志多滝埼可
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【最終話 別離編 ・後篇】

19 鬼と人の(はざま)


意識を失った成田将也は両手を後ろ手に、そして両足を縛られて、床に転がされている。成田将也の身体には脂肪が全くない。生きるための身体ではなく戦うためだけの身体となっていた。


国府台姉妹は成田の二の腕や肩、太腿(ふともも)などを触診して

「姉さま、これでは鬼と化する前に身体が持たないのでは?」

「そのようですね。」

「成田クン、死んじゃうんですか?」実籾が問うと、

「今のままではあと2~3回、激しい戦い、つまり殺し合いをすれば身体が壊れます」

「ですから早く成田さんの身体から鬼の因縁を払わなければなりません」


「どうすれば良いのですか?」実籾が不安気な顔をすると

「希望はあります」

「まだ成田さんの心は失くなっていません。」


「何故それがわかるのですか?」

そんな実籾に姉妹はヤレヤレといった感じで

「アナタがまだ生きていると言うことは、」

「成田さんはアナタの命を飛ばさなかったということです」

「それは彼の理性がまだ消えていないからです」

「恐らく彼はアナタを好いているのでしょう」


実籾の表情が唖然となる。

「と言うことは成田クンは夕狩さんと私を二股(フタマタ)かけていたと言うこと?」

姉妹は憮然としてタメ息をつく。

「アナタ、そこまで男の人を分かっていないとは!」「グサッ←(佐倉の心に刺さった音)」

「と言うより乙女心がないようですね!」「グサッ←(同上)」


「何でそうなるんですか?!」衝撃を受けた実籾がヨロヨロとふたりに抗議めいた口調で言うと、

姉妹は実籾をジロリと見て、

「あなたはどうなのですか?」

「あなたは成田さんを好いているのではないのですか?」

自分が成田クンを・・・実籾は自分の心に問い掛けてみる。


その様子を見て国府台姉妹は再びタメ息を吐く。

「やっぱり、ですね。せっかく端正な容姿をお持ちなのに」

「空手バカ女、ですね。おしゃれには全く興味がないのでしょう」


「オイ、これは何のマネだ! ほどけ!!」

成田将也の意識が戻ったようだ。ジタバタと動きながら喚く。

そんな将也を国府台姉妹は彼を冷たく見下(みおろ)しながら


「それはできませんわ」

「それより成田さん、あなたは死後の夕狩実李さんに会っていますね」

「エェ?」実籾の目が点になる。


姉妹を睨みながら成田はグッと口を(つぐ)んた。


姉妹は冷たい表情に笑みを浮かばせた。

「やはりですね」

「わかりやすい人ですね」

「夕狩さんに会ったって、イッタイぜんたい?」実籾が口を挟むと

「「黙ってなさい!!」」姉妹に怒鳴られた。


谷津は(かが)んで自分の額を将也の額に当てた。

「夕狩実李、私の声が聞こえますか。アナタは成田さんの命を削っているのですよ」

ガツン! 将也はその額を谷津に打ち付ける。ツーッと谷津の鼻から血が流れる。

「うるさい! そんなことアンタらには関係ないでしょ!」


今度は志津が額を将也に当てた。

「あなたの自己満足をかなえる度に成田さんの身体は衰弱しているのですよ」

将也の目に驚きが満ち今度は頭突きはなかった。


姉妹は立ち上がると将也の身体の左右に移動し、

「夕狩実李、アナタは既にこの世に存在していない」

「夕狩実李、ここで消滅しなさい」


「やめてくれぇー!」

将也が怖れの表情で叫ぶと共に両手と両足を縛っていたロープが同時にバチッと切れた。

将也は鬼の形相で立ち上がり、谷津の方に正拳突きを放った。

「危ない!」 拳の向かう先にいる谷津を実籾が(いだ)いて逃す。

しかし将也の正拳の拳風凄まじく谷津と実籾は後方に飛ばされ道場の羽目板に背をぶつける。

「成田クン、何でこんなことするの?!」


その時、実籾は視た。将也の背後に紅く燃える炎のようなものを。

その炎は一度パッと大きく拡がり将也の全身を包むとスゥーッと将也の前で縮まっていく。

そして人間のカタチ、そして夕狩実李のカタチになっていく。

その後少しずつ微細に変化を始めた。

その目は紅く光り吊り上っていった。

その口の両端も吊り上り紅く燃える炎のような息をハァーハァーと吐き出している。

両手の指の爪は鋭く伸び、頭髪はユラユラと炎のように逆立っている。


「やめるんだ!」

将也は呟くような声を出すと自らがが膝から崩れるように倒れ動かなくなった。

「成田クン!」

実籾は将也を抱き起したが、その身体は冷たくなっていた。


「心配いりません」

「一時的なものです」

姉妹はカバンから小さな壺を取り出すと白い粉を摘まんでは満遍なく将也の身体に掛けていく。

一通り掛け終わると、谷津が将也の心臓の辺りに両手を重ねて置く。志津が将也の頭の傍で呪文のような言葉を唱え始める。

志津は呪文の最後に息を大きく吸うと「破!」と気合を発する、

それと同時に谷津が全体重を乗せるように将也の胸を押した。


「グフッ」

将也の息が戻った。

「将也!」実籾は将也の手を取る。「良かった、温かい」

将也の身体に掛けられた白い粉は塩だった。


「アナタもこれでお分かりなったと思います」

「成田さんは鬼と化した夕狩実李に憑りつかれています」

「ここでは儀式の道具が足りません。私たちの家に連れていきます」

「アナタにもご同行願います」

姉妹は成田将也を再び縛り上げた。今度は実籾も手伝った。


車での移動の最中、国府台姉妹は佐倉実籾に説明した。

「夕狩実李は通り魔事件に巻き込まれて命を落としましたが、彼女には成田さんという大きな未練がありました」

「余程、彼を愛していたのでしょう。彼の役に立ちたい一心で彼女は成田さんと融合したのです」


実籾は身体をグルグル巻きに縛られた成田の頭を自分の膝の上に乗せている。姉妹の話は続く。


「死んだ人は身体を失っているので、見ることは出来ますが色は識別できず、味わうこともできず、香りを楽しむこともできず、何よりも愛する人の温もりも感じることができないのです」

「ただこの世に存在するだけという例えようのない孤独を感じたのでしょう。そこで夕狩実李は成田さんを喜ばせる、というか充実感を与えることを自らの存在意義として選んだようです」

「ですから彼の身体に干渉して、身体の動作の負担となる脂肪の摂取を抑え、自分の視た物を彼に伝え、そして彼に特別な集中力を与え『気を発する力』を与えようとしました」

「でもそれは『命を飛ばす』という異能となりました」


佐倉実籾は自分のことを思い出していた。

将也が夕狩実李と付き合い始めた頃、毎日がムシャクシャしていた。

それは夕狩実李が死んだ後も続いた。

だから夕狩実李の存在とは関係なかったのだ。

成田将也が自分を見てくれないこと、これに悔しさ、怒り、絶望感を感じていたのだ。

「どうすれば将也を助けることができるのでしょうか?」


成田姉妹は実籾の目をジッと見てから問いかけた。

谷津が微笑みながら言った。

「助けるのではありません」

志津が優しく実籾の肩に手をかけて言った。

「本当の気持ちを言ってみなさい」


実籾の気持ちが騒ぎ出す。将也とまた組手がしたい、他のことも将也と一緒に・・・

心臓がドキドキしてくる。()り上がる気持ち、その気持ちをそのまま言ってみた。

「どうすれば将也を夕狩実李から取り返すことができるのでしょうか?」


そんな実籾に国府台姉妹は(のぞみ)(いつく)しみに満ちたの表情で応えた。

「ようやく自分の気持ちに素直になりましたね」

「そんなアナタが私たちに必要なのです」



20 別離 オマエと俺 アナタと私


国府台姉妹の家、そのお寺の本堂の四方に注連縄(しめなわ)が張られている。

更に床には平仮名や漢字の草書体で書かれた文書(もんじょ)が貼られている。

その中央には成田将也が転がされている。


その中に空手道着を着た佐倉実籾が入って行く。

実籾の表情はこれから自分の為すべきことの恐ろしさで真っ青になっている。


「成田将也の心臓に正拳を打ち込んで停めなさい」

「心配には及びません。私たちが念を通じて成田将也の動きを弱らせます」

「心臓を停めたら彼が死んでしまうじゃないですか!」


姉妹は穏やかな表情で諭した。

「蘇生させれば良いのです」

「夕狩実籾は死んだ成田将也の身体に留まることはできません」

「身体から出て来たところで除霊して彼女を成仏させます」

「成田さんはどうせこのままでは死んでしまうのです」


成田将也の気を鎮めるには自分の負けを認めさせなければならない。

自分にはそれが多分できるだろう。技のヴァリエーションは元々自分の方が勝っている。

「ワープの成田」、その運足を姉妹の力で弱めてもらえば自分が勝つ可能性は格段に上がる。

しかし一撃で心臓を停めることは達人でも難しい事だし、第一そんなこと、自分はやりたくない。


「アラアラ、迷いが出てきていますね」

「そんなことでは成田さんを救うどころか、アナタが殺されてしまいますよ」

佐倉実籾は姉妹を睨み付けたが姉妹はどこ吹く風のように自分を見ている。


そんな中で佐倉実籾は注連縄の中に入った。


「では縛を解きます」

「ご武運を」

姉妹が何かの呪文を唱えると成田将也はヨロヨロと立ち上がった。

暫し右手で頭を押さえてからゆっくりと周囲を見回す。

その視界に佐倉実籾が入った。


「オマエか。この中はオマエと俺だけなのか?」

「そうよ。この中はアナタと私のふたりだけ」

将也の頭はまだ正常には戻っていないようだ。しきりに頭を振っている。


「アナタに一度死んでもらいます」

「なんだと?」


佐倉実籾は得意形のパッサイの第一動作、飛び込みながらの裏拳打ち込みを将也に放った。

将也はそれを横払いで受けたが同時に実籾の前蹴りが来る。将也はそれを横払いで使った腕をそのまま下げて肘で蹴りを抑えようとしたが不十分だった。

実籾の上足底が将也の腹に不十分ながらも入った。

入った瞬間、将也は下腹を固めてダメージを防いだが、この行為は一瞬とはいえ無呼吸になるのでスタミナは奪われる。


将也は反撃に出ようと両拳を顔の左右に構え、刻み突きを実籾に放つ。

「「縛!」」

姉妹の声と共に将也の身体が固まる。

その隙に実籾は横蹴りを将也の顔面に放ち、それをスゥエーで避けられたそのとき実籾の横蹴りの足は将也の脹脛(ふくらはぎ)の辺りに下ろされた。横蹴りはフェイントだ。

将也の身体が仰向けにひっくり返る。

今だ!


実籾は右腰に拳を構え、将也の心臓目掛けて打ち下ろす!

打ち下ろす?

打ち下ろせない・・・


拳の代わりに将也の顔に水滴が落ちてきた。

それは実籾の涙だった。


エイ、エイ、エイ、

実籾は必死に右拳を腰から放とうとしているのだが、右拳は腰にくっ付いたように離れない。


実籾の拳が将也の心臓を停めることを拒否している。

実籾の意志とは別に・・・いや、実籾の深層心理が拒否しているのだ。

実籾の両膝が将也の身体の直ぐ傍に落とされると実籾の両目から次々と涙が流れ出てくる。


「将也、帰ってきて・・・」


実籾は両手で顔を覆った。すると胴体はがら空きになる。そこを将也は蹴り、と言うより足全体で実籾の身体を突き飛ばして、間合いを作り立ち上がる。

将也は再び刻み突きを実籾の顔面に放つ。実籾はかろうじてそれを避ける。


実籾は一旦、構えを取ったが涙で前が良く見えない。

左肩に大きな衝撃を受けた。恐らく将也の回し蹴りを喰らったのだろう。

暫く左腕は使えない。

だから実籾は左腕を下した。


涙の隙間から将也の左拳が自分に向けて放たれたのが見えた。

これをカウンターとして自分の右拳で将也の左胸を突けば、双方の勢いでダメージを与えることは出来る筈だ。

ガチン!!

運悪く実籾の右拳は将也の左拳に真面に当たってしまった。

将也の拳は確実に自分の拳より硬い。右拳の指の骨にヒビが入ったかもしれない。

実籾は右拳の構えも下ろした。

つまり全くのノーガードとなった。


だが将也からの攻撃はなかった。


代わりに実籾の頭の中に誰かの声がした。

「やっぱり、アナタも将也クンのこと、好きなのね」

知っている声だ。

「誰?」

「アナタと私、2人とも将也クンのこと大好きなんだね」

涙で霞んだ視界に知っている顔が入った。

夕狩実李だった。優しく微笑んでいる。

「ワタシ達、やっぱり友だちになろうよ!」


「あの時は私から拒否ったんだよね」

実籾は右手を実李の頬に近付けていく。


それを見た姉妹は血相を変える。

「ダメ! 触ったらダメ!!」

「あなたが憑りつかれてしまう!!」


「チェ!」

実李の顔が歪んだように見えたが、実籾は気にならなかった。

「アナタと友だちになれれば・・・」


バチン!

誰かが実籾の左頬を(はた)いた。将也だった。

「実籾! しっかりしろ!!」


「志津、夕狩実李が成田さんから離れました!」

「はい、姉さま!」

姉妹は注連縄の中に入り夕狩実李の左右に立ち、

「臨!」「兵!」「闘!」「者!」「皆!」「陣!」「烈!」「在!」「前!」

両の手で九字の印を次々に結んでいく。


「このままでは終わらせない!」

紅い炎となった夕狩実李が鬼の形相で姉妹の方へ左右の手を伸ばしていく。

その鋭い爪先が姉妹に胸に届く、その寸前に後ろから抱きついて止めようとした者がいた。

佐倉実籾だった。その後ろには実籾と実李のふたりを包むように抱く成田将也がいた。


姉妹はその光景を茫然と見ている。


「アナタと私は、お友だち」実籾が実李に言う。

「オマエと俺は、いつも・・・」将也が実李に言いかけると、

「いえ残念ですが、もう違います。アナタと実籾さん、悔しいけどお似合いです」実李が言う。


「「オーン!!」」

気を持ち直した姉妹の真言と共に、実李の姿は油の切れたランプの炎のように静かに消えていった。

それと同時に将也は大きな空虚感を覚えて、気を失った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


将也が目を開くと知らない天井が見えた。それに何やらクスリ臭い。

起きようとしたが起き上がれない。

意識が落ち着いてくるにつれて自分の身体のアチコチに色々なモノが付けられていることが分かった。

ここは病院らしい。


自分の横には女の子が座っていた。コックリ、コックリ、と船を漕いでいる。

「・・・実籾か・・・」

この声に実籾が目覚めた。将也の顔を見ると驚いたように、

「看護師さーん、将也が目を覚ましましたぁ~!」と部屋を飛び出して行った。


「1週間も眠ったままだったのよ」

ベッドの横でリンゴを剥きながら実籾が言う。

「今日は何日だ?」

「8月1日」

「おい、インターハイはどうした? こんな所にいていいのか?」と心配すると、

「余裕でしょ。わたしなら」実籾はドヤ顔で返してきた。

「言ってろ!」将也は反対側に寝返りを打った


「こんにちは~! 空手道部のヒーローさんとヒロインさん、元気かなぁ~?」

榊原琴里が花を持って病室に入ってきた。実籾は先輩に椅子を用意する。


「一昨日、四十九日の法要で実李の家に行ってきたんだ」

榊原琴里は2人の顔を交互に見て

「ご両親が言うには、最近、実李の遺影や位牌が倒れなくなったんだって」

オカルチックなことを言う。

「どういうことですか?」実籾が聞くと榊原は神妙な顔をして

「やっと実李は成仏できたようだってお母様が言ってたわ」

その後30分ほど、琴里は将也に学校の近況を知らせて帰った。


それからしばらくして将也は久し振りに登校した。しかし今は夏休みで授業はない。

2年E組の教室の中を覗くと席の1つに花が供えられていた。

「やはり実李は存在していたんだ」

新聞部の部員が夏休みの間は花を1日置きに替えているらしい。


将也のここ2ヶ月間くらいの記憶は斑だらけになっている。

どこからが事実でどこまでが夢なのか上手く区別して思い出せない。


「佐倉実籾さん、あなたの協力には感謝します」

「しかしこの件は何卒他言無用に御願いします」

「万が一他言された場合は・・・」

「言いたくありませんが・・・」

姉妹の実籾を見る目が鋭い。


「はい、分かりました! 誓います!!」

佐倉実籾は両足を揃えて敬礼して返答した。


国府台姉妹は夏休み前にどこに転校して行った。


成田将也は総南高校空手道部のインターハイでの活躍を観客席から応援した。

結果は準決勝で敗退してしまった。

佐倉実籾は形の部で全国3位を受賞した。


空手道部のみんなは将也がいてくれたら優勝だったのに・・・と明るく言ってくれた。

将也は苦笑しながら「でも空手は暫く禁止だと医者から言われた」と言うと、

「そりゃ仕様がないよ。身体を酷使しまくって壊しちゃったんだから」と実籾がフォローしてくれた。


その後もリハビリの度に実籾は将也に付き添ってくれた。

将也は想った。実籾ってこんなヤツだったっけ?

病室で目覚めたときから実籾の将也に対する態度が変わったような気がする。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんな日のある日のリハビリからの帰り道、将也と実籾は並んで歩いている。

ふたりとも黙って歩いている。


ふいに将也が実籾に話しかけた。

「実籾、オマエって俺を助けてくれたんだよな?」

実籾は将也の顔を見て「何のこと、分からないけど?・・・」と言って何故か頬を紅くした。


「いや、オレは覚えていんるんだ。俺が俺でなくなっていたときに・・・」

話し終わる前に実籾は自分の人差し指を立てて将也の口に当てた。


「・・・ありがとうな」

「・・・らしくないね」


「オマエと俺って・・・」

将也が言いかけたとき「こっちを見て」と言われた。


実籾の顔を見たらその唇が将也の唇にチュッと当てられた。

「!」

「今日からこういう関係になりたいな!」

頬を紅く染めながら実籾はニカっと笑う。


また2人は並んで歩きだした。



読者各位

最後までお読み下さり、ありがとうございました。 拝

                                         志多滝埼可

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