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宵月の世紀  作者: 愛媛のふーさん
2/25

月夜2

 蓮と千堂は三階の更衣室で着替えると、地下四階に向かう。蓮がギターケースを持って行くのは、中のギターに愛刀〈十六夜いざよい〉が仕込まれてるからだ。異能者は安全装置として何らかの武器を持っている。力の過暴走を防ぐ為だ。ちなみに千堂はメリケンサックである。これは両拳に握り込んで、殴るための武器である。武器はバリエーション豊富だった。これら訓練してくれる先輩達のも色々だ。

 地下に着くと 6人の男女が待っていた。その中の180cmくらいのレスラー並みの体格した大学生らしい男性が、声を掛ける。

「 来たな」

〈かまいたち〉宮藤哲人くどうてつとである。属性は〈重力〉で〈次元斬〉という四次元の斬撃を得意にしている。性格は見た目通り豪快だ。

「 遅いね」

今度は金髪碧眼きんぱつへきがんのアメリカ人女性が文句をつける。スタイル抜群で身長は 165cm位。日本語の発音は流暢だ。〈ペアー〉ことアリス・パーカー、属性は〈聖〉ヒールつまり傷の治療回復が得意である。また半端ない回復力でダメージを気にしない特攻もできる。

「高校生は忙しいんですよ」

〈オーシャン〉緑川文博みどりかわふみひろが庇う。属性は〈水〉蓮と千堂よりひとつ年上の高校三年生である。黒髪に卵形の童顔だ。175cmと少し背が高い。体つきはほっそりしている。

「本当はお茶してたんじゃない」

鋭い指摘を小柄な25、6歳位な茶髪の女性がする。少し硬質な美人だ。氷室冴子ひむろさえこ〈アイスドール〉である。属性は〈氷〉。同姓同名の作家がいるのが自慢らしい。

「 どうでもいいだろ」

不機嫌そうに言ったのは〈業炎ごうえん聖清十郎ひじりせいじゅうろうだ。属性は〈火〉小太刀二刀流こだちにとうりゅうを使う。一見、中肉中背だが鍛え上げた肉体である。何時も不機嫌そうにしてるが、家では夫婦の愛猫二匹飼ってるらしい。歳は27だが若く見えるので無精髭を生やしている。

「 始めてくれ」

そう締めたのは、最年長30歳の〈棋士〉こと林秀文はやしひでふみだ。属性は〈無属性〉未来が予測できる。将棋や囲碁の棋士が何手も先を読む様に、未来のビジョンが何手も先読める。眼鏡を掛けた如何にもインテリという雰囲気だ。未来が見える反動か、精神を病んで躁鬱病である。ハイで異常に活動的かと思うと、鬱で身体と気分が重く死にたくなる。薬が手放せない。

「ランスレイン」

「凍結」

緑川の水属性の特技ランスレインは水で出来た無数の槍を雨の様に降らす。冴子がそれを凍らせ硬度と耐熱性を上げた。

豪龍波ごうりゅうは

嵐撃舞らんげきぶ

蓮は炎の特技、爆龍波ばくりゅうはの上位特技、豪龍波を放つ。千堂は得意特技の嵐撃舞でサポートする。ものすごい水蒸気爆発がおこるが、水の槍が10数本降り注ぐ。蓮と千堂は大きく後ろに跳んでかわす。と、思ったら慌てて伏せる。緑川のブーメランが予め飛ばしてあったのだ。次は転がってから身を起こす。身体すれすれを冴子の鞭が唸りを上げている。緑川と冴子のコンビの連携には隙が無い。

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